1. 洗車用洗剤の選び方

まずは洗車用洗剤について解説する。洗車用洗剤には中性・酸性・アルカリ性の3種類があり、市販品の多くが中性だ。酸性の洗車用洗剤は洗浄力が高い一方で、車体へのダメージが大きい。またアルカリ性の洗車用洗剤は、油分が多いドアヒンジやマフラー部分の汚れを落とすときに適している。塗装やコーティングへ大きな影響を与えることなく、ほどよく汚れを落としたい場合は中性の洗車用洗剤がよいだろう。
2. 水洗いだけでも車はキレイになる?

実は、洗剤を使用しなくとも洗車は可能だ。水洗いの場合は洗剤残りの心配がなく、すすぎ時間を短縮できる。洗車時間の削減につながるほか、道具が少なくすむのも大きなメリットだ。ただし、洗剤を使う場合に比べて洗浄力は劣る。花粉や虫の死骸などを落としたいときは、洗車用洗剤を使用するのがよいだろう。またスポンジやタオルの摩擦で車体表面を傷つけないよう、こする前に予洗いをしていただきたい。車体を傷つけないための工夫が必要だ。
3. 洗車用洗剤は食器用洗剤で代用できる?

洗車用洗剤は、食器用洗剤で代用しても構わない。しかし食器用洗剤の用途は、あくまで食器を洗うことだ。油分を落としすぎて、樹脂やゴム製のパーツにダメージを与えないよう注意してほしい。車体を傷つけないために、食器用洗剤で洗車をする際は薄めて使おう。洗剤残りしないよう、普段以上にすすぎ洗いをすることも大切なポイントだ。
結論
洗車をするときは、食器用洗剤で代用しても構わない。ただし、車体を傷つけないための工夫が必要だ。原液で使用することは避け、鉄粉や虫の死骸などを落としたい場合は洗車用洗剤を使用しよう。洗車用洗剤にも色々な種類があるため、目的や用途に合った製品を選んでいただきたい。