1. 革製品のカビの落とし方

革製品のごく軽いカビ被害は、革製品専用のブラシで落とすことができる。水拭きと乾拭きだけでもカビを落とすことはできるが、革製品に水分が残るとカビが再発しやすい。必ずお手入れ後は天日干しをしよう。
そのほか、革製品専用クリーナーや消毒用エタノール、重曹水などでカビを取る方法もある。それでもカビが取れない場合は、革製品の修理業へ依頼しよう。
2. 革製品についたカビのにおいを取る方法

革製品にカビのにおいが残ってしまった場合、フライパンで乾煎りした緑茶の茶葉をティッシュなどに包み、革製品の中に入れる消臭方法が効果的だ。消臭・抗菌効果の期待できる緑茶のカテキンが作用する。
そのほか、重曹を入れた袋の中に革製品を入れて密閉し、1~3日放置する方法もある。なかなか取れないカビのにおいは、修理業者やクリーニング業者へまかせるのも手だ。
3. 革製品のカビを防ぐためのお手入れ方法と保管方法

お手入れで大事なのは、汚れをしっかり落とすことだ。カビの養分となる汚れはためないようにしよう。また保管の際は、湿気が大敵となる。クローゼットの風通しをよくしたり、除湿剤や除湿シートなどで湿気対策を講じたりすることで、カビを防ぐことができるだろう。
結論
革製品のカビを防ぐには、「湿度」「温度」「栄養」といった条件が重ならないように保管することが大切だ。革製品のカビは自分でも落とせるが、高級な製品や失敗したくない場合はプロの手に委ねたほうが安心かもしれない。