1. 寿命はどれくらい?

スマホを100%まで充電したはずなのに新品の頃のように長持ちしないという症状は、多くの方が経験しているだろう。一般的に、リチウムイオン電池は0%から100%に充電し、さらに0%まで使い切った状態を1回とすると、充電サイクルは300~500回といわれている。1年半~2年程度で劣化が目立ってくるだろう。ただし、使い方や充電の頻度などによってもっと短くなったり、長くなったりもする。
2. リチウムイオン電池の寿命を縮める使い方

リチウムイオン電池は熱に対してデリケートだ。一般的に電池の温度が45℃を超えると劣化するといわれている。高温になる場所に放置したり、高温下で充電したりすることは避けたい。また、バッテリーが100%充電された状態でケーブルに接続したままにする、0%になった状態で長期間放置するという行為は、電池の劣化を早めるので注意しよう。
3. リチウムイオン電池の寿命を延ばすコツ

バッテリーの減りが早いと気が焦るかもしれないが、充電のタイミングは20~80%で最もよいパフォーマンスが発揮される。ただし、質が悪い社外品の充電器を使っていると、リチウムイオン電池が高温になるなどの悪影響も考えられる。純正品またはメーカー指定の充電器を検討してみてほしい。
また、100%充電された状態でケーブルに挿しっぱなしにするのを防ぐため、寝る前に充電して寝ている間は抜いておくなど工夫しよう。
結論
リチウムイオン電池の寿命は使い方にも大きく左右される。1年半や2年ももたないという人は、無意識に電池の寿命を縮める使い方をしているかもしれない。紹介した寿命を縮める使い方、延ばすコツをしっかり覚えて、今日から役立ててほしい。