1. 煮汁に魚を投入するタイミング

煮汁にいつ魚を入れればよいか、迷ったことはないだろうか。魚を投入するベストのタイミングは、ズバリ煮汁が沸騰したときである。煮汁を加熱する前に魚を入れると、沸騰するころには魚の旨みが煮汁に流れ出てしまうのだ。沸騰したタイミングで魚を入れることにより、魚に含まれるタンパク質が凝固して旨みを閉じ込められるのである。
2. 魚はいつまで煮ればよい?

煮魚は、魚1切れに対し煮汁が大さじ1程度残るまで加熱するのが一般的とされている。しかし実際は魚の種類やサイズによって異なることが多く、時間通りに加熱しても煮汁が残ってしまうことも少なくない。そのような場合は加熱時間にとらわれず、鍋に残った煮汁の量で判断することをおすすめする。
3. 煮魚をおいしく仕上げるための裏ワザ

煮魚を作るときは、魚の臭みを和らげるために梅干しや生姜を入れて煮るのがポイントだ。また料理酒を水で割った「玉酒」を入れることにより、魚の身がふっくらと仕上がるだろう。見た目を美しくしたいときは、皮に切れ目を入れてから調理してほしい。ただし、深く切ると身がくずれる恐れがあるので注意しよう。
まとめ
煮魚の調理は難しいと考える人がいるかもしれないが、今回紹介したポイントを実践すればおいしい煮魚が作れるはずだ。いずれも簡単に取り入れられる内容ばかりなので、ぜひ一度試していただきたい。調理に慣れてきたら、色々な種類の魚で煮魚を作ってみよう。