1. 何回再利用できる?

揚げ物油の再利用回数は使った食材の種類などで異なるが、2~4回ほど再とされている。(※1)
下味を漬けた食材や、肉、魚は油が汚れやすいので再利用できる回数は少ない。
野菜の素揚げなら、油は汚れにくいのでより多く再利用できるだろう。
古くなった油を使ってしまうと、料理の味が落ちてしまう。
さらに気分が悪くなったり、食中毒のような症状がでたりする可能性もあるので、古い油は使わないよう注意が必要だ。(※2)
2. 傷んだ油の見分け方

古くなった油は、酸化が進んだ状態だ。(※3)
油は加熱や汚れ、直射日光などによって急速に酸化が進む。
酸化した油は、見た目や匂いなどで判断できる。
色が濃くなっていたり、粘り気があったり、加熱した時に油臭かったりしたら酸化している証拠だ。
また、揚げ物の最中に発生する泡が消えにくかったら、油が酸化していると考えていいだろう。
油を再利用する際には、使う前に色や匂いを確認しよう。
3. 酸化を防ぐ!正しい保存方法

一度使った揚げ物油は、酸化を防ぐことで上手に保存できる。
油は日光や蛍光灯の光を避けて保存する必要があり、保存容器は光を通さない専用の容器がおすすめだ。
油の中に汚れがあると酸化が進みやすいので、こしてから保存容器に移すといい。
容器に移した油はしっかりと冷ましてからふたを閉め、高温多湿を避けて冷暗所で保存しよう。
保存期間は一度目に使ったときから2~3週間が目安だ。
結論
揚げ物油は酸化していなければ2~4回程度再利用できる。
使った油はこしてから専用容器に入れ、冷暗所で保存するといい。
色が濃くきつい匂いがしたら酸化している証拠だ。
再利用するときには色や匂いを確認してから使うようにしよう。
参考文献