1. 4月~10月にパキラへ肥料を与える

4月~10月はパキラの生育期であり、幹を太くするためにはこの時期に肥料を与えるのが効果的だ。液体肥料は水に混ぜて10~15日に1回の頻度で与え、固形タイプの緩効性化成肥料を使用する場合は、幹から少し離れた位置に置くとよいだろう。
2. 幹が太くなるパキラの選び方

幹を太くするには、実生(みしょう)と呼ばれる種子から育てて発芽したものを選ぼう。実生株の幹は太くなりやすく、つぼみや実をつける可能性もある。枝や根など株の一部から発根させる挿し木によるものは、根が太くなりにくいので注意が必要だ。株元が膨らんでいて先端が細いものは実生、幹の太さが一定のものは挿し木と覚えておくとよい。
3. おしゃれな編み込みパキラ

幹が太くならないときは、複数の株をまとめて編み込む「編み込みパキラ」をおすすめする。5月~7月に編み込む部分の葉をカットしたものを、2~4株ほど寄せ植えしよう。根元からゆとりをもたせて編み込みこんで結び、支柱に固定してから重なる葉をカットすれば完成である。
結論
パキラの幹を太く大きく育てるには、4月から10月に肥料を与えるのが効果的だ。実生株のものであれば幹が太くなりやすいので、購入時に確認しておくとよいだろう。幹の細いパキラでも、編み込むことでオシャレに太い幹を演出できる。自分好みにパキラを育てて、部屋を素敵に飾ってもらいたい。