1. 三五八漬けとは?

三五八漬けは東北の郷土料理のひとつ。
米麹の甘味とコクのある味わいが特徴だ。
漬ける時間が短時間でよく、ぬか漬けのように毎日手入れをする必要もないので手軽に漬けられる。
また、ぬか漬けはぬかが主な材料であるのに対し、三五八漬けは米麹が主な材料だ。
ぬかに比べてクセがなく、食べやすいのが特徴だという。
2. 床の作り方

漬け床の材料は、食塩、麹、米だ。
この配合が3:5:8であることが三五八漬けの名前の由来にもなっている。
三五八漬けの素を購入して漬けることもできるが、漬け床を自分で作ることもできる。
作る場合は炊き立てのご飯に米麹をまぜ、60度くらいで保温して発酵させる。
粘りが出てきたら塩を加えて冷蔵庫で保管する。
4~5日で漬け床が完成し、野菜を漬けられるようになる。
3. 野菜以外に肉や魚も漬けられる

漬ける野菜はきゅうり、大根、にんじん、なすなどが定番だが、アボカドやみょうが、枝豆を漬けることもあるようだ。
野菜を漬けていると水分が出てくるので、キッチンペーパーなどで水分を取り除こう。
肉や魚を漬けることもできる。
その場合は漬け床を別に取り分け、肉や魚にすり込むように周りにつけて保存袋に入れよう。
加熱するとかたくなりやすい鶏むね肉や、マグロなどを漬けるとやわらかく焼き上がる。
結論
三五八漬けは東北の郷土料理で、食塩、麹、米を3:5:8で配合して漬け床を作ることからこの名前がついた。
漬け床は購入することもできるし自分で作ることもできる。
野菜だけでなく、肉や魚を漬けてもいいだろう。
ぬか漬けよりも手軽なので、自作の漬物を試したいときには三五八漬けに挑戦してみてはどうだろうか。