1. 唐揚げに向いている部位は?

鶏もも肉を使うのがおすすめだ。脂身が適度に入っているので、ジューシーに仕上がる。一方、鶏むね肉は唐揚げに向いているとは言い難い。脂肪分が少ないためダイエット用の食材には向いている
が、唐揚げにするとパサつきやすいのがデメリットになる。
2. 柔らかくふっくらした唐揚げにするポイント

前述した通り、鶏むね肉は唐揚げには向いていない。ただ柔らかく仕上げるコツがあるのだ。まず、むね肉の繊維を断つように切ることで、柔らかい食感が生まれる。また下味をつける直前に、ボウルにためた水の中でもみ込むのも効果的。水分を吸収して揚げてもパサつきにくくなる。
3. カラッと香ばしい唐揚げにするポイント

ポイントのひとつは、下味をつけたらサラダ油でもみ込むことだ。油の薄い膜ができ、香ばしく揚がる。また揚げる時に、全部入れると油温が下がり、ベチャっとした衣になりがちだ。そのような時は、2~3回に分けて揚げてみよう。そして2度揚げするのもカラッと揚げるために有効だ。1度目は中温で、2度目はやや高めの温度にして揚げると香ばしく仕上がる。
結論
唐揚げを作るのは特段難しくはないが、外はカラッと身はやわらかくジューシーに揚げるのは簡単ではない。脂身の少ない鶏むね肉ならなおさらだ。今回紹介した下ごしらえのポイントを踏まえて、美味しい唐揚げを味わってほしい。