1. どれぐらい節電になる?

コンセントを外すかどうか検討する際に、欠かせないのが「待機電力」についての理解です。待機電力とは、コンセントにつながれた家電製品が、電源の切れている状態でも消費している電力のことをいいます。専門家のぐっぴー氏によると、待機電力が占める割合は、家庭で消費する電力のうちの約5%とのことです。つまり1ヶ月の電気代が約20,000円だと仮定すると、待機電力は1,000円程度となります。
この場合、不要なコンセントを外すだけで年間約12,000円の節約効果が期待できるでしょう。
2. コンセント節約の注意点

「前述した節約効果は、あくまですべてのコンセントを抜いた場合の話である」とぐっぴー氏は話しています。コンセントを抜いておくことが、非現実的である家電もあることを理解しましょう。たとえばエアコンやWi-Fiなど、使用頻度が高いもののコンセントを抜くことはおすすめしません。むやみに抜き差しを行うと、日々の生活がしにくくなるので注意しましょう。
3. 待機電力が大きい家電

もっとも待機電力が大きい家電は、ガス温水器やガス給湯器だといわれています。稼働する時間が長くならないよう、まとまった時間にお湯やお風呂を使うよう心がけましょう。使わない時間帯は、できるだけコンセントを抜いておいてください。ほかにはテレビやエアコン、電話機やDVDレコーダーなどが上位を占めています。現実的に実践が難しいものもありますが、長時間使わないときは極力コンセントを抜いて節電に励みましょう。
結論
不要なコンセントを外しておくだけで、節約効果が期待できます。電気代が高くついて困っている人は、これを機に待機電力の節電に励んではいかがでしょうか?日常生活へ支障をきたさない程度に実践しましょう。