1. 防災セットに個人差はある?

防災セットに入れておくべきアイテムに、個人差はあるのでしょうか。
専門家のまこぴさんは、私たちの個性が十人十色なのと同じで、防災セットも個性豊かであると考えており、個人に合わせてアレンジすることをおすすめしています。
健康状態やライフスタイルは人それぞれなので、どんな人にもフィットする防災セットは存在しません。
年齢や性別によって必要なもの、量が異なるのは当然ですし、その人の個性や好みによってアレンジを加えるといいでしょう。
2. 特徴別の防災セットに入れるべきアイテム

具体的にどのようなアレンジが必要なのか、専門家のまこぴさんに伺いました。
視力が悪い人はコンタクトやメガネの予備を入れておくといいでしょう。
持病がある人や、頭痛や胃痛を起こしやすい人は、いつも使っている薬が必須です。
お薬手帳のコピーがあると、薬をもらうときに役立ちます。
避難所での生活は、硬い床に座ったり寝たりすることが多くなるので、首や腰が悪い人はクッションやエアバッグがあると悪化予防になるかもしれません。
ホッカイロや腹巻きなど防寒グッズを入れておくと、寒い時期を少しでも快適に過ごす助けになります。
女性は災害時に不足しがちな生理用品を入れておくといいでしょう。
トランプや風船を入れておくと退屈しのぎに役立ちそうです。
大切な人の写真と、電話番号を書いたメモ、10円玉は全員に持っていてほしいと、まこぴさんは言います。
写真は人を探すときに、電話番号のメモや10円玉は電気や通信が機能しないとき、公衆電話で連絡を取る場合に役立つからです。
結論
買ったばかりの防災セットには最低限必要なものしか入っていません。
年齢、性別、個性に合わせて必要なものを追加する必要があります。
メガネや薬、生理用品などは必要に応じて入れるべきアイテムです。
大切な人の写真と電話番号のメモ、10円玉は全員が持っているといいでしょう。