1. 基本的な収納術・整理術

生活必需品の備蓄があれば、災害時に在宅避難という選択肢を取ることができます。
在宅避難とは、災害時に住宅の倒壊や浸水の危険がない場合に、避難所ではなく自宅で生活を送ることです。
避難所での生活はサポートを受けられることがメリットですが、在宅避難にはプライベートを確保できるという大きなメリットがあります。
水や食料などの備蓄は玄関、キッチンなどに分散して収納しましょう。
家具が倒れて立ち入れなくなったり、扉が開かなくなったり、取り出せなくなる可能性があるからです。
重いものは下に収納し、賞味期限があるものはラベルを貼るなど、期限が分かるように収納しましょう。
水や加工食品など普段の生活でも使用するものは、多めに常備しておき、使った分だけ買い足すローリングストックという方法がおすすめです。
この方法なら、普段の生活で使っている収納スペースを利用するので、備蓄のためだけに収納スペースを確保する必要がありません。
2. 実は防災に役に立つ意外なグッズ

防災で役立つ意外なグッズを専門家のまこぴさんに伺いました。
災害時に電気や水道が止まってしまったとき、カセットコンロがあるといいそうです。
ストレスや不安が大きくても、温かい食事ができるとハッピーな気持ちになると言います。
また、カセットコンロで料理ができるように、レトルト食品や乾物、缶詰を一緒に用意しておくといいでしょう。
さらにポリ袋を使ってお米を炊いたりパスタを作ったりできるようです。
キャンプグッズ全般は災害時にも役立つそうです。
メスティンやスキレットなどは料理で活用でき、ランタンは懐中電灯の代わりにもなります。
ここで紹介したアイテムは防災グッズとして購入するのではなく、普段の生活でも使いつつ防災グッズに転用するのがおすすめです。
3. 市販のおすすめグッズ

防災バッグにもなる玄関チェアをご存じですか?
まこぴさんがおすすめする市販の防災グッズです。
スツールのような形で、普段は靴を履くときの腰掛けとして使用できます。
中に防災グッズを収納でき、災害時は肩ベルトを取り出すことで防災リュックになるようです。
これなら普段も災害時も使える上に、防災グッズの置き場所に困るという問題を解決できるでしょう。
結論
自宅に備蓄をしておくことで、災害時に在宅避難が可能になります。
キャンプグッズやアウトドア用品は災害時にも役立つものが多く、普段の生活と使い回して活用できるのでおすすめです。
収納に悩んでいる場合は防災バッグにもなる玄関チェアのような、置き場所に困らない防災グッズで災害に備えてはいかがでしょうか。