1. シュークリームを食べた後に...!?
私が子どもの頃から牛乳と卵のアレルギーがあったため、医者から摂取しないように言われていました。
しかし、お菓子が大好きだった私は、大好物を我慢できず...早朝、親が寝ている隙にコンビニでシュークリームを買って食べてしまいました。
しばらくすると体中に蕁麻疹が出て、呼吸も苦しくなってしまい...その様子を見た母は、慌てて病院へ連れて行きました。
そして「卵も牛乳も食べさせてません」という母を尻目に、医者は厳しい顔で私に「何か食べた?」と聞きました。
いつもの優しいお医者さんと違う厳しい顔に「シュークリームを食べた」と白状すると、母は絶句していました。 すると医者から「本当に命に関わる可能性があるんだよ!」と真剣に注意されて、そこで自分のしてしまったことやアレルギーの怖さを理解して猛反省しました。
2. 食物アレルギーを知ろう!
私たちの身の回りには、さまざまなアレルギーがありますが、アレルギーの正しい知識を持つことで、日常生活の中で適切な対応ができるようになります。
そこでここでは、食物アレルギーの基本とその症状について詳しく紹介します。
■食物アレルギーとは?
食物アレルギーとは、本来体に害を与えないはずの食べ物を、免疫システムが誤って「異物」と認識し、過剰な反応を引き起こす現象のことです。
その結果、蕁麻疹(じんましん)やかゆみ、咳などの症状が現れます。
特に注意が必要なのが、アナフィラキシーと呼ばれる重篤なアレルギー反応です。
これは、血圧の低下や意識障害を伴い、放置すると命に関わることもあります。
このような状態をアナフィラキシーショックと呼びます。
食物アレルギーの中でも特に多いのがIgE抗体(アレルギー反応を引き起こす抗体)が関与する「即時型食物アレルギー」です。
しかし、近年ではIgE抗体が関与しない「食物蛋白誘発胃腸症(消化管アレルギー)」も増えています。
■即時型食物アレルギーの症状
食物アレルギーの症状は、以下のように大きく6つのカテゴリーに分けられます。
【皮膚症状】
・蕁麻疹(じんましん)
・かゆみ、赤み
・むくみ、湿疹
【粘膜症状】
・鼻水、鼻づまり
・くしゃみ
・口周りの違和感
【呼吸器症状】
・咳、喘鳴(ぜいぜいする呼吸音)
・声枯れ、呼吸困難
【消化器症状】
・嘔吐、吐き気
・下痢、腹痛
【神経症状】
・頭痛
・活気の低下、意識障害
【循環器症状】
・血圧低下
・不整脈、頻脈(心拍数が異常に増える)
食物アレルギーは軽い症状から命に関わる重篤な状態まで幅広いため、症状が出た際には速やかに医療機関を受診することが大切です。
(参考文献)
※1 国立研究開発法人 国立成育医療研究センター
https://www.ncchd.go.jp/hospital/sickness/children/allergy/food_allergy.html#section1
結論
エピソードとそれにちなんだ豆知識を紹介しました。
今回紹介した情報を参考に、日々の食事やアレルギー対策に役立ててみてください。
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
今回紹介した情報を参考に、日々の食事やアレルギー対策に役立ててみてください。
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。