1. 市販の甘酒の保存方法と賞味期限
一般的な缶や紙パックタイプの甘酒の賞味期限は標準で1年のものが多いが、添加物の入っていないものであればさらに短い場合もある。賞味期限はメーカーによって違いがあるので、購入時に確認してみよう。
甘酒の保存は冷蔵庫で
保存方法は直射日光や高温多湿の場所を避けると表記されているものが多い。必ずしも冷蔵庫で保管する必要はないかもしれない。しかし、とくに夏場などは環境によって品質劣化の原因となるので、冷蔵庫に入れておくのが安心だろう。一度開封してしまった場合は、必ず冷蔵庫で保管するようにしよう。開封後は2~3日で飲みきるのが目安だ。
液体以外の甘酒は長持ち
市販の甘酒は種類が豊富になり、フリーズドライや粉末タイプも販売されている。賞味期限は液体タイプのものよりも長く、2年ほどもつものもある。非常用にストックしておきたい人は粉タイプがおすすめだ。
2. 自家製甘酒の冷蔵方法と賞味期限
自宅で甘酒を作る場合は、添加物が入っていないので賞味期限は短くなる。基本的には自家製甘酒の場合は常温保管ではなく、冷蔵保管が望ましい。自家製甘酒は速いスピードで発酵が進むので、常温保管はおすすめではない。
自家製甘酒の保存のコツ
鍋で甘酒を作ったら、瓶やプラスチック容器、保存袋などほかの容器に移し替え、できるだけ密閉した形で保存するようにしよう。また、冷蔵庫に入れた場合でも、1週間程度を目安に飲みきろう。賞味期限を延ばしたいときは、甘酒を作ったあとに強めに加熱をすると発酵を抑えられるので細菌が繁殖しにくくなるともいわれる。
自家製甘酒の場合は明確な賞味期限を決めるのは難しい。味や見た目などの状態を確認することも一つの判断基準になる。飲むときにも一度加熱をしてから飲んだほうがより安心できるので、衛生面には最大の注意を払うようにしよう。
3. 自家製甘酒は冷凍保存も可能!?解凍方法は?
甘酒をいつでもすぐに飲みたいという人は、時間のあるときにまとめて作っておき、冷凍保存しておくと便利だ。作った甘酒の粗熱を取って、保存容器や袋に移し替え、なるべく平らな状態にして冷凍させる。冷凍庫に急冷モードがあれば急冷で、なければ金属のバッドなどを使ってできるだけ早く凍らせるようにしよう。
自家製甘酒の解凍方法
解凍する場合は常温に出しておき、半解凍の状態で飲む分だけ容器に入れて電子レンジで加熱する。シャーベットのようにスプーンでかき出すようにして取り出そう。また、一度解凍したものは再冷凍できないので、使う分だけ解凍するのがポイントだ。
自家製甘酒の冷凍保存のコツ
冷凍した甘酒は1ヶ月ほど保存が可能だ。冷凍庫は庫内温度を維持するためにも、スカスカの状態よりは物がいっぱい入っていたほうがよい。家庭の冷凍庫は物の出し入れが多く温度変化が激しいので、庫内温度は低下しないように注意が必要だ。冷凍しているとはいってもその間に品質は低下していくので、冷凍庫の整理や取り出しをスムーズに行うように気をつけよう。
結論
甘酒を美味しい状態で長持ちさせたいときには、冷凍庫で保管するとよいだろう。賞味期限の目安は1ヶ月程度だが、なるべく早めに食べることを意識してほしい。また、市販のフリーズドライタイプの甘酒は、賞味期限が約2年ととくに長く保管ができる。常温で保管したり、非常食用にストックしたりしておきたい場合にはそういった商品を利用してみるのもおすすめだ。
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