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山菜【ウド】の栄養と効能は?日本原産の野菜を紹介!

山菜【ウド】の栄養と効能は?日本原産の野菜を紹介!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2020年2月20日

日本を原産地とする野菜のひとつであるウド、漢字では「独活」。市場には白く柔らかくなるように光をさえぎって育てられたウドと光を調整して栽培された山ウド、天然採取された野ウドが出回るが、いずれも品種は同じものだ。今回は、ウドに焦点をあて、その栄養と効能を紹介する。

  

1. ウドとは

ウドは古来から日本に自生していた植物で、「ウドの大木」ということわざになるほど日本人になじみの深いものだ。大きくなったウドは木のように高さ2メートル以上に育つが、柔らかくて木材のように使えないうえ、食用にするには固すぎることから、体ばかり大きくて役に立たない人のことを「ウドの大木」と言う。
ことわざからも分かるように、大きくなったウドは人間には役に立たないのだが、土から顔を出したばかりの新芽や若い茎や葉は食用になる。もともとは山菜の野ウドとして春から初夏にだけ食されていたが、昨今では、固くなりにくいよう日光を避け、土をかけながら栽培されたウドが冬から春にかけて出回っている。

2. ウドの栄養と効能

ウドはその94パーセントが水分。栽培ものでは100グラムあたり18キロカロリーと低カロリーだが、クロロゲン酸やアスパラギン酸、ジテルペンアルデヒドなどの栄養素を含んでいる。ウドの根は漢方薬としても用いられるが、食用とされる部位にも栄養素が含まれているのだ。

クロロゲン酸

クロロゲン酸はポリフェノールの1種である。抗酸化作用があるとされ、がんの発生予防や動脈硬化の予防、免疫力の向上に効果が期待できるようだ。

アスパラギン酸

アミノ酸の1種であり、ウドの独特な味を生み出すようだ。アスパラギン酸は、体内の新陳代謝を高め、疲労回復や有害物質の除去に効果があるとされている。

ジテルペンアルデヒド

ウドの香りのもとであるジテルペンアルデヒド。血行を良くし、疲労回復に効果があると言われる。

3. ウドの旬と下ごしらえ

ウドの旬

栽培もののウドは1年を通じて出回っている。しかしウドの旬は天然ものも出回る3月から5月の春であり、この時期に出回るウドのことを、春ウドと呼ぶ。旬の春ウドは栽培ものであっても香りが良くて柔らかい。

ウドの下ごしらえ

ウドにはアクがあるため下ごしらえが必要だが、日を当てずに育てた白ウドと、日に当たって育った山ウドや野ウドとではその方法が異なる。
白ウドは皮むきの必要は無いが、山ウドや野ウドは皮が固くアクも強いため皮を厚くむく。どのウドも切ったそばから変色するため、酢水にさらして色止めが必要だ。

ウドの料理

あく抜きをしたウドは、生のままやさっと湯がいたりして酢味噌などで和えたり、薄めに切って天ぷらにしたりして食べるのが一般的。

結論

店先に並んでいる野菜の中に、ウドなどの日本古来の野菜の割合は少ない。下ごしらえなどのひと手間はかかるが、縄文時代から取り入れられているウドを、ぜひ現代の食卓にうまく取り入れてはどうだろうか。
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  • 公開日:

    2017年5月 2日

  • 更新日:

    2020年2月20日

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