1. ひまわりの種とはどんな食べ物なのか?

日本においてひまわりの種は、欧米ほど広く食されている食べ物ではない。どちらかというと、ペットの食べ物としてのイメージの方が強い穀物だろう。殻付きのものと殻無しのものが販売されているが、殻を剥くのに少々コツがいるため、食べる際には殻無しから試してみると良い。
メジャーリーガーも大好き
欧米では広く普及しているひまわりの種だが、メジャーリーガーの中には試合中、ガムのようにずっとひまわりの種を噛んでいる選手もいる。そのため、試合後には殻が散乱しているような風景を見ることもある。
2. ひまわりの種の栄養

ミネラル・ビタミン
ひまわりの種にはカリウムや亜鉛などのミネラル類や、ビタミンEやビタミンB群が豊富に含まれている。
リノール酸
また、特筆すべきはリノール酸が含まれている点だ。リノール酸は体内での生成が不可能な必須脂肪酸の1つで、血中のコレステロール値を上げにくくする働きがあると言われている。
カロリーは高め! 食べすぎに注意
ナッツ類は脂質を多く含み、カロリーが高いというのはよく知られた話だが、ひまわりの種も例に漏れずカロリーが高い。1粒あたりのカロリーは1.2kcalである。適度なカロリーは日々の生活に必要なものの、ナッツ類はつい食べすぎてしまうので注意が必要だ。
3. リノール酸が効果を発揮

ひまわりの種は、欧米諸国、とりわけアメリカでは人気のおやつとして親しまれている。同時に、優秀な健康食品としても知られているのだ。ひまわりの種にはリノール酸が含まれていること、その効果については先項でも記述した。リノール酸の効果により血中のコレステロール濃度を下げることができると言われている。
食べる際の過熱はNG
そんな健康に役立つリノール酸だが、熱に弱く、加熱によって酸化しやすい。酸化してしまうと健康促進効果は消えてしまうので、そのままか、サラダと一緒に食べることをお勧めする。
結論
普段口にする機会の少ないひまわりの種が、意外な栄養を持つ食べ物だということが分かった。スーパーで売っていることもあるので、見かけたら試してみてほしい。ただし、食べ過ぎには十分注意することだ。