1. 緑茶の健康成分を余すことなく丸ごといただく抹茶

ミネラルやビタミン類が豊富な緑茶は、日本人が古くから親しんできた飲み物。しかし、お茶として飲んだ後の茶殻には、茶葉がもつ約7割もの栄養成分が残ってしまっているのだ。脂溶性のβ-カロテン(ニンジンの2.4倍)やビタミンE(ほうれん草の25倍)をはじめ食物繊維などがもったいないことに捨てられている。
茶葉を粉末にして飲む抹茶は、これらの栄養成分をすべて余すことなく摂取できる優れものといえるだろう。さらに抹茶にする茶葉は、お茶の最高級品・玉露と同様、茶摘み前にむしろで覆う栽培法により収穫される。通常よりも葉緑素が増えた茶の若葉を蒸し、揉まずに乾燥させてから臼で粉末状にひいた抹茶には、煎茶の約1.5倍ものアミノ酸が多く含まれているのだ。
茶葉を粉末にして飲む抹茶は、これらの栄養成分をすべて余すことなく摂取できる優れものといえるだろう。さらに抹茶にする茶葉は、お茶の最高級品・玉露と同様、茶摘み前にむしろで覆う栽培法により収穫される。通常よりも葉緑素が増えた茶の若葉を蒸し、揉まずに乾燥させてから臼で粉末状にひいた抹茶には、煎茶の約1.5倍ものアミノ酸が多く含まれているのだ。
朝に抹茶を飲みたい理由
抹茶に含まれる成分はそれだけではない。抹茶は茶葉をそのまま粉末にしている分、茶葉に含まれるカフェインの含有量も高い。抹茶2g(お湯60mlに溶かしておよそ一杯分)に含まれるカフェイン量はおよそ60mgで、これはコーヒー1杯(180ml)とほぼ同じ数値だ。
朝にコーヒーを飲むという人は多いが、これはコーヒーに含まれるカフェインに覚醒作用があるため。カフェインによって寝起きの体を覚醒させ、意識をはっきりさせたり運動機能を高めてくれたりするわけだが、これと同様の効果が抹茶を飲むことで期待できるという訳だ。寝起きの体に豊富な栄養とカフェインを摂取して、元気に仕事に向かうことができるため、抹茶は朝飲むのにうってつけの飲み物といえるだろう。
朝にコーヒーを飲むという人は多いが、これはコーヒーに含まれるカフェインに覚醒作用があるため。カフェインによって寝起きの体を覚醒させ、意識をはっきりさせたり運動機能を高めてくれたりするわけだが、これと同様の効果が抹茶を飲むことで期待できるという訳だ。寝起きの体に豊富な栄養とカフェインを摂取して、元気に仕事に向かうことができるため、抹茶は朝飲むのにうってつけの飲み物といえるだろう。
2. 手軽にシャカシャカ。一服の「お薄」で朝抹茶

さて、実際にお茶を点ててみるなら道具が気になるところ。でも大丈夫。抹茶とお茶専用の竹製の泡立て器・茶筅(なければ小さい泡立て器でも代用可)さえ用意しておけばトライできる。朝目覚めたらおもむろに湯をわかし、口の広い器に抹茶をひとサジ。お湯を注ぎ、シャカシャカと手首を使って点ててみよう。あらかじめ抹茶をふるいにかけておけばダマになりにくいだろうし、湯の温度も沸点より低い方が甘味が出るかもしれない。が、とりあえずこだわらずに気軽にやってみることをオススメしたい。シェイカーで振ってみてもいいだろう。お茶の作法はいろいろあるようだが、何事も自分で経験することが大事だし、何度も点ててみて好みの味わいを探るのも面白い。
結論
通常のお茶の場合茶殻に残ってしまう、栄養成分全てを飲める抹茶。かつて武士が戦場に赴く際にも飲んでいたという茶を一服点てて飲めば、仕事への意欲も一層わきそうだ。