1. スパイスの一種「ヒハツ」とは

ヒハツとは、コショウ科のツル性木質植物。ヨーロッパでは黒胡椒が主流になり今はほとんど使われていないが、インドではアーユルヴェーダで最もよく使われる薬草のひとつに数えられている。果実には、ピペリンという辛味成分が含まれていて、この成分は血管を広げる一酸化窒素の働きを促すといわれている。また、ヒハツには人の体内にある「Tie2(タイツー)」という酵素を活性化させる働きがあることがわかってきた。この「Tie2」が活性化すると、血管が構造的に安定し、傷ついた毛細血管が修復されるという。
2. 効果的な「ヒハツ」の摂り入れ方は!?

ヒハツは香辛料として胡椒と同じように、ステーキに塩と一緒にかけて下味をつけたり、サラダのドレッシングに混ぜたり、ラーメンなどに振りかけて使う。沖縄の八重山地方では特産として、八重山そばや炊き込みご飯(クワジューシー)の調味料によく用いられている。スーパーでは「ナガコショウ」や「ロングペッパー」の名前でスパイス売り場に置いてあることも多いので、比較的簡単に手に入るだろう。
結論
スーパーで簡単に手に入る「ヒハツ」、胡椒の代替として使ってみてはいかがだろうか。