1. 種類別、カロリーと糖質量
近年は急速冷凍された外洋ものが多く流通し、頻繁に見かけるようになったかつお。しかし、最もうまいとされる近海ものの旬は年2回。春の初がつおと、秋の戻りがつおだ。3~6月に太平洋を北上するのが初がつお。7~11月にかけて南下するのが戻りがつお。一般に秋のかつおの方が脂がのっているといわれているが、初がつおと戻りがつおでは実際の数値はどうなっているのだろうか。
(100gの数値。[ ]の中はカロリー、糖質量、脂質の順)
◎初がつお(春) [114kcal、0.1g、0.5g]
◎戻りがつお(秋) [165kcal、0.2g、6.2g]
数字で見ると一目瞭然。戻りがつおの方が圧倒的にカロリーが高く、脂質も多い。これは、春に北上した初がつおが三陸沖でたっぷりエサを食べた後、秋に南下するため。戻りがつおの方が太っていて脂がのっているからだ。
初がつおは脂肪も少なくさっぱりしているので、たたきで食べるのがオススメだ。一方、脂がのった戻りがつおは刺身にして、わさび醤油か生姜醤油で食べるのがうまい。いずれにせよ、どちらのかつおも低カロリーで低糖質。旬になったら積極的に食べておきたい。
(100gの数値。[ ]の中はカロリー、糖質量、脂質の順)
◎初がつお(春) [114kcal、0.1g、0.5g]
◎戻りがつお(秋) [165kcal、0.2g、6.2g]
数字で見ると一目瞭然。戻りがつおの方が圧倒的にカロリーが高く、脂質も多い。これは、春に北上した初がつおが三陸沖でたっぷりエサを食べた後、秋に南下するため。戻りがつおの方が太っていて脂がのっているからだ。
初がつおは脂肪も少なくさっぱりしているので、たたきで食べるのがオススメだ。一方、脂がのった戻りがつおは刺身にして、わさび醤油か生姜醤油で食べるのがうまい。いずれにせよ、どちらのかつおも低カロリーで低糖質。旬になったら積極的に食べておきたい。
2. 加工品別、カロリーと糖質量
かつおの加工品について、それぞれどんな数値か見ておこう。
(100gの数値。[ ]の中はカロリー、糖質量の順。以下同様)
◎なまり節 [173kcal、0.5g]
かつおの加工品に、なまり節がある。かつおを蒸したり茹でたりして熱を通し、傷みにくくしたもので、低カロリー、低糖質。切ってそのまま食べることができる。フキや焼き豆腐と炊いたり、フライパンでサッとあぶって大根おろしで食べたり、ほぐしてスライスした玉ねぎと和えてもうまい。
◎かつお節 [356kcal、0.8g]
◎削り節 [351kcal、0.4g]
◎削り節つくだ煮 [237kcal、32.3g]
かつお節を削ったものが削り節。基本的に多く食すものではないので数値は参考程度に。ただ、削り節をつくだ煮にすると、糖質量が大幅に増える。たくさんは食べないようにしたい。
◎角煮 [224kcal、21.4g]
つくだ煮と同じようにかつおを甘辛く煮たもの。酒の肴にぴったりだ。こちらも糖質量が多いので食べすぎに要注意。
◎塩辛 [62kcal、0g]
かつおの塩辛は、日本酒のアテに絶好。塩分が多いので気をつけたい。
(100gの数値。[ ]の中はカロリー、糖質量の順。以下同様)
◎なまり節 [173kcal、0.5g]
かつおの加工品に、なまり節がある。かつおを蒸したり茹でたりして熱を通し、傷みにくくしたもので、低カロリー、低糖質。切ってそのまま食べることができる。フキや焼き豆腐と炊いたり、フライパンでサッとあぶって大根おろしで食べたり、ほぐしてスライスした玉ねぎと和えてもうまい。
◎かつお節 [356kcal、0.8g]
◎削り節 [351kcal、0.4g]
◎削り節つくだ煮 [237kcal、32.3g]
かつお節を削ったものが削り節。基本的に多く食すものではないので数値は参考程度に。ただ、削り節をつくだ煮にすると、糖質量が大幅に増える。たくさんは食べないようにしたい。
◎角煮 [224kcal、21.4g]
つくだ煮と同じようにかつおを甘辛く煮たもの。酒の肴にぴったりだ。こちらも糖質量が多いので食べすぎに要注意。
◎塩辛 [62kcal、0g]
かつおの塩辛は、日本酒のアテに絶好。塩分が多いので気をつけたい。
3. 缶詰のカロリーと糖質量
ツナ缶として出回っているものはマグロが主だが、一部、カツオを使っているものもある。カツオの缶詰は大きく分けて2種類。両者のカロリーと糖質量を比較すると、実に特徴的な値が見られる。
◎缶詰(味つけ・フレーク) [141kcal、10.7g]
◎缶詰(油漬け・フレーク) [293kcal、0.1g]
味付けの方は油を使っていないのでカロリーは低いが高糖質。一方、油漬けの方は糖質量はほぼ0gだが高カロリー。こういう場合、どちらを選んだらいいか悩むところだ。ただ、油漬けの方は油を切って、カロリーを少し減らすことができるが、味付けの方は味が染み込んでいるので、糖質分を落とすことができない。用途によって賢く選びたい。
◎缶詰(味つけ・フレーク) [141kcal、10.7g]
◎缶詰(油漬け・フレーク) [293kcal、0.1g]
味付けの方は油を使っていないのでカロリーは低いが高糖質。一方、油漬けの方は糖質量はほぼ0gだが高カロリー。こういう場合、どちらを選んだらいいか悩むところだ。ただ、油漬けの方は油を切って、カロリーを少し減らすことができるが、味付けの方は味が染み込んでいるので、糖質分を落とすことができない。用途によって賢く選びたい。
結論
かつおは低カロリー、低糖質、さらには低脂肪。食べ方も刺身やたたきが多く、かけるタレにも糖質を含まないので、メタボ世代にはじつに嬉しい食材だ。次の旬が訪れたら、薬味にもこだわって、思う存分いただきたい。またかつお節は、出汁やトッピングなどに様々に使え、日本の食卓には欠かせない発酵食品。密かに削り器を用意して、子供に削りたての香りを教えたい。