1. 種類と旬
レモンというと、一年中流通している輸入物というイメージがある。その実、スーパーの売り場を見ると、アメリカからの輸入ものがほぼ大半を占めている。一方、明治以来栽培が行われていた国産レモンは、輸入自由化以降一時衰退していたが、近年需要が増え復活。その産地として国産の1/4を占めるのが、広島県尾道市・瀬戸田だ。瀬戸内や和歌山などで作られる国産レモンは主に9月~12月頃に多く出荷されるが、中でも10月、11月に収穫を迎える緑鮮やかなグリーンレモンは、もぎたてのフレッシュ感が味わえると人気が高まってきている。
レモンの種類は様々なだが、代表的なものから紹介しよう。
■リスボン/ポルトガル原産。寒さへの耐性と豊産性が特徴。カリフォルニア内陸部で生産される代表的な品種がこれ。広島でも主にこのリスボンを栽培している。
■マイヤーレモン/最近よく見かけるようになった、オレンジがかった色味のレモン。形状はやや丸みを帯び、酸味もまろやか。皮が薄く果汁が多い。ニュージーランド産の輸入品が多いが、三重県などでも栽培されている。
■グリーンレモン/秋に収穫されたグリーン色の状態の国産レモンをこう呼ぶ。無農薬や低農薬で栽培されることが多い。冬以降は黄色く色づいてくる。
■小笠原レモン/マイヤーレモンの系統で、小笠原諸島で栽培されている。丸みと重みがあり、香り高い。
■ジャンボレモン/その名の通り、レモンの果実をそのまま大きくしたような巨大さが特徴。表面はややゴツゴツし、酸味はやや柔らかめ。
レモンの種類は様々なだが、代表的なものから紹介しよう。
■リスボン/ポルトガル原産。寒さへの耐性と豊産性が特徴。カリフォルニア内陸部で生産される代表的な品種がこれ。広島でも主にこのリスボンを栽培している。
■マイヤーレモン/最近よく見かけるようになった、オレンジがかった色味のレモン。形状はやや丸みを帯び、酸味もまろやか。皮が薄く果汁が多い。ニュージーランド産の輸入品が多いが、三重県などでも栽培されている。
■グリーンレモン/秋に収穫されたグリーン色の状態の国産レモンをこう呼ぶ。無農薬や低農薬で栽培されることが多い。冬以降は黄色く色づいてくる。
■小笠原レモン/マイヤーレモンの系統で、小笠原諸島で栽培されている。丸みと重みがあり、香り高い。
■ジャンボレモン/その名の通り、レモンの果実をそのまま大きくしたような巨大さが特徴。表面はややゴツゴツし、酸味はやや柔らかめ。
2. 選び方
スーパーでレモンを選ぶ場合、最も気をつけたいのは、皮の表面のツヤとハリ。そして色むらのないものを選びたい。その際、いくつか比較して重みがあるものがオススメだ。重いのは水分が豊富な証。果汁たっぷりなものを厳選して欲しい。
また、皮を調理に使う場合は、外国産のポストハーベスト農薬に気をつける人も多いだろう。基準地検査もあるので特に問題はないが、塩で全体をもみ、こすって水洗いしよう。浸透圧で汚れやワックスも取れ、色も味も良くなる。
また、皮を調理に使う場合は、外国産のポストハーベスト農薬に気をつける人も多いだろう。基準地検査もあるので特に問題はないが、塩で全体をもみ、こすって水洗いしよう。浸透圧で汚れやワックスも取れ、色も味も良くなる。
3. 旬の美味しい食べ方
最近は国内産地から旬のレモンを箱ごと取り寄せることができる。もしも採れたてのレモンを入手できたら、この時期だけのフレッシュな美味しさを存分に味わいたい。さらに、樹になったまま完熟させたレモンは、糖度も高まりそのままでも食べられるものもある。
そんなレモンを取り寄せて丸ごと齧ってみたり、サラダに入れたり、贅沢にいくつもしぼって炭酸水で割って自家製レモンスカッシュを飲むのも楽しそうだ。
また、旬のレモンをそのまま長期で味わうために、様々な仕込みものにもチャレンジしたい。はちみつ漬け、塩漬け、ドライレモンなど選択肢は様々。皮の部分を95度のアルコールに漬けて作る、南イタリアの常備酒「リモンチェッロ」に挑戦してみるのもいいだろう。
そんなレモンを取り寄せて丸ごと齧ってみたり、サラダに入れたり、贅沢にいくつもしぼって炭酸水で割って自家製レモンスカッシュを飲むのも楽しそうだ。
また、旬のレモンをそのまま長期で味わうために、様々な仕込みものにもチャレンジしたい。はちみつ漬け、塩漬け、ドライレモンなど選択肢は様々。皮の部分を95度のアルコールに漬けて作る、南イタリアの常備酒「リモンチェッロ」に挑戦してみるのもいいだろう。
結論
南イタリアへ旅した時、樹上に成る黄金色のレモンを見て感激したのを覚えている。外国産というイメージが強いが、今や国産も増え、旬の味覚となりつつあるレモン。絞った瞬間立ちのぼる爽やかな香りとフレッシュな酸味を、この秋冬は日常の食卓で楽しんでもらいたい。