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定番食材・玉ねぎは、紀元前からのスタミナ食材!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2017年9月 1日

家庭に常備している野菜のひとつ「玉ねぎ」。実は紀元前の昔からのスタミナアップ食材であり、時には病気から救う救世主として使われてきたことをご存知だろうか。今回は、身近な野菜でありながら意外と知らない、玉ねぎの歴史や語源、原産地について紹介したい。

1. 玉ねぎの歴史

玉ねぎの歴史は、古く紀元前にさかのぼる。紀元前のエジプトでは、ピラミッドを建設するために労働者たちに玉ねぎとニンニクを食べさせていたという話がある。ニンニクがスタミナアップに効果的ということはよく知られているが、玉ねぎとニンニクは植物の分類上では仲間であり、玉ねぎもまたスタミナを付ける食材。最近の研究では、玉ねぎには「硫化アリル」という成分が豊富に含まれ、これが血流を促進させ、疲労回復を早めるはたらきがあることが分かってきた。もちろん紀元前の頃には硫化アリルの存在など知られているはずもないけれど、そんな科学が発達していない時代にあっても、玉ねぎがスタミナアップに役立つことは身体で実感できたのだろう。

また、玉ねぎの独特な香りから、16世紀頃の中世ヨーロッパでは玉ねぎを肉料理や魚料理に使うだけでなく、「魔除け」としても使っていた歴史もある。当時は魔女の存在が信じられていて、それを追い払うために家の玄関先に玉ねぎを吊るしていたのだとか。日本でも橋や仏閣などに行くと「擬宝珠(ぎぼうしゅ)」と呼ばれる玉ねぎの形によく似た装飾を見かけることがあるが、これにも魔除けや厄除けの意味が込められているそう。国内外を問わず、玉ねぎの神秘的な力が信じられてきたというのは何とも不思議なことだ。

2. 玉ねぎの語源

「玉ねぎ」という言葉が登場したのは、「東京風俗志(平出 鏗二郎著)」という本が初めてと言われている。この本のなかでは、「玉ねぎ」ではなく「球葱」と書かれていて、「丸い形をしたネギである」という見た目からその名が付けられたようだ。

英語では玉ねぎのことを「onion」と呼ぶが、これはラテン語で集合体を意味する「union」と深い関係がある。玉ねぎの白い部分が重なり合い、ひとつの塊になっているというイメージと重ね合わせている。また、ラテン語で「onion」と言えば「真珠」の意味を持つ。これには玉ねぎの見た目が真珠のように丸く光沢があることや、玉ねぎには神秘的で素晴らしい力があることなどが影響しているようだ。ちなみに、フランス語では玉ねぎのことを「oignons」と呼び英語の「onion」の語源とつながりがあり、アメリカの都市「Chicago(シカゴ)」はインディアンの言葉で「玉ねぎ」を意味しているのだそう。ひとつの野菜の名前にとどまらず、玉ねぎの見た目とそのパワーから、身近な言葉にも影響を与えているとは驚きだ。

3. 玉ねぎの原産地

玉ねぎの原産地にはいろいろな説があるが、一般には中央アジアと言われている。現在「玉ねぎ」には、黄玉ねぎ・白玉ねぎ・ペコロス(小たまねぎ)・紫玉ねぎ・早生黄玉ねぎなど、さまざまな種類がある。日本でよく栽培されているのは黄玉ねぎで、ヨーロッパなどでは白玉ねぎが多く出回っている。

最初に玉ねぎが日本に入ってきたのは、江戸時代。南蛮船により長崎に伝えられたものの、国内では長ねぎがすでに親しまれており、味や用途も似ていることから玉ねぎが広まることはなかった。玉ねぎが本格的に栽培されるようになったのは、明治時代に入ってから。その頃関西地方を中心にコレラが大流行しており、「玉ねぎがこれらに効く」という噂が流れたことによる。これがきっかけで玉ねぎの薬効が人々に広く認められ、以後玉ねぎが急速に売れるようになった。

結論

貯蔵性も高く価格も手ごろで、日本にもすっかり普及した玉ねぎ。身近な野菜である玉ねぎには、数々のピンチを救ってきた素晴らしい薬効がある。そんな玉ねぎに秘めたパワーを感じながら、玉ねぎの料理を作ってみてはいかがだろうか。きっといつも以上に美味しく、家族の健康を守るやさしい一品になるだろう。
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