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ブラックマッペって何者なの?意外と奥が深いもやしの世界

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2017年9月21日

もやしは、いろんな料理に使えてクセのない味わい。冷蔵庫に常備しておくと便利な野菜だ。根を切ってあるもやしや切っていないもやし、原料の豆が違うもやしなど種類も豊富である。もやしの産地や品種など、もやしの世界を解き明かす。

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1. 98%を輸入。もやしの原材料、豆の産地について

もやしの種類は大きく分けて4つあり、原材料の種によって分けられている。商品として陳列される時は、完成品として成長したもやしがパッキングされているが、各国から豆を輸入して日本国内で育てている。食料として消費される量はほうれん草を上回り、平成26年が413,000トン、平成27年は399,000トンであった。完全に室内で栽培されるため、天候の影響を受けずに安定的に育てることができる。天候不順の影響で他の野菜の収穫量が減った時は、生産量や消費量が伸びる。

原材料の豆は、98%を輸入に頼っている。そのなかでも最も人気がある緑豆は、90%を中国の吉林省、もしくは陝西省などから輸入しているという。また、ブラックマッペと呼ばれる黒い豆は、主にミャンマーやタイから輸入されている。大豆もやしの原料となる大豆は、米国、カナダ、中国から輸入されることが多い。緑豆やブラックマッペは、寒暖差のある地域のものが食感が良く、日持ちもするという。大豆もやしを選ぶ時は、遺伝子組み換えの大豆なのか非遺伝子組換えなのかということも、ひとつの基準になる。もやしを製造・販売している企業によっては、契約農家の豆だけを使っている。

このように、もやしの原材料となる豆のほとんどを輸入に頼っているため、中国との関係や世界情勢に価格が左右され、現在、豆の価格は高騰しているという。(2017年7月現在)

2. もやしの種類

もやしの種類は、原材料の豆によって異なる。主な豆は、緑豆、ブラックマッペ、子大豆、大豆の4種類だ。もやしの種類によって、食感や合う料理が異なる。
  • 緑豆もやし
    緑豆が原料のもやしで、最も生産量が多く、国内では約9割が緑豆のもやしである。緑豆は主に中国やミャンマーで栽培されていて「青小豆」とも呼ばれている。もやしだけではなく春雨の原料でもある。軸は太めで、シャキシャキとみずみずしい食感だ。野菜炒めなどの炒め物のほか、鍋やラーメンに入れて煮込んでもよい。
  • 黒豆もやし(ブラックマッペ)
    ブラックマッペという黒い豆が原料のもやし。軸はシャキシャキしていて、豆の甘みが感じられる。主にミャンマーやタイから豆を輸入している。実は、インドのナンは、この豆から作られている。ラーメンに入れるもよし、焼きそばやお好み焼きの具やおしたしにするのに適している。
  • 小粒大豆もやし
    小粒の大豆は、江戸時代の書物にも収載されていて、日本で昔から食べられている。納豆の原料にもなっている。鍋などに入れて煮込んだり、ナムルにしたり、ゆでてサラダにしたりするのがおすすめだ。加熱時間は緑豆もやしに比べ、やや長めにするとよい。
  • 大豆もやし
    大豆から作られるもやしで、豆はアメリカやカナダ、中国から輸入されている。また、江戸時代から、青森県の大鰐(おおわに)温泉でも栽培されており、津軽伝統野菜としても有名である。豆の部分が大きく、独特の食感と甘みを楽しめる。炒めものやナムル、スープなどに使われる。

3. 栄養豊富なもやしの仲間の野菜

もやしは漢字で書くと「萌やし」である。つまり、若い芽が勢い良く伸びることを言い表しているのだが、そういう野菜は他にもあって、発芽した芽を食べる野菜という広い意味で仲間だと考えられている。機能性表示食品に指定された「大豆イソフラボン子大豆もやし」も紹介する。
  • カイワレ大根
    ビタミンCが豊富で、脂質やタンパク質の代謝に欠かせないビタミンB12も含んでいる。スーパーなどでも常備されている、身近なスプラウトの一種でもある。
  • ブロッコリースーパースプラウト
    米国のジョンズ・ホプキンス大学の医学者が開発した野菜で、日本では"村上農園"がライセンスを取得して独占契約し、生産・販売している。ブロッコリーの果実に比べ、ビタミンCとEを1.5倍、葉酸を1.4倍含んでいる。また、スルフォラファンというファイトケミカルを、ブロッコリーの20倍以上含み、抗酸化や解毒作用に優れている。生食に適している。
  • 大豆イソフラボン子大豆もやし
    もやしメーカーのサラダコスモの商品で、機能性表示食品である。大豆イソフラボンを豊富に含んでいて、骨の健康維持や更年期障害の緩和や改善が期待できるという。食物繊維や葉酸、GABA、各種ビタミンも豊富である。骨粗鬆症の予防に効果があるとして、機能性表示食品に指定された。

結論

もやしは、日本で最も古い薬草について書かれた書物「本草和名」にも収載されており、今でも薬膳料理に使われている。淡白な味わいではあるが、ビタミンCやEを豊富に含んでいて、さまざまな料理に手軽に使えるのも魅力だ。冷蔵庫に常備して食べたい野菜である。

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