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さつまいもの種類をほくほく・ねっとり系で紹介!栄養や成熟のコツも

さつまいもの種類をほくほく・ねっとり系で紹介!栄養や成熟のコツも

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

2020年10月15日

ひと口に「さつまいも」といってもいろいろな種類がある。それぞれ特徴があり、料理に合わせて上手に選ぶことでより美味しく仕上がる。本稿では、ほくほく系とねっとり系、色が鮮やかなものに分けて主な種類を紹介するとともに、さつまいもの栄養やご家庭で成熟させる際のコツについても解説する。

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1. ほくほく系のさつまいもの種類

世界には3000~4000種類ものさつまいもがあるといわれているが、日本で栽培されているのはそのうち数十種類ほどだ。食感で分類するとして、まずは「ほくほく系」のさつまいもから紹介する。

高系14号

1945年(昭和20年)に高知県の農業試験場で育成された品種だ。赤褐色の皮と淡黄色の肉色で、長紡錘形をしている。早掘り用品種として選抜されただけあり、早掘りの食味は非常によい。甘味が強くやや粉質で、適度にねっとり感もあるため焼き芋やペーストなどに向いている。おもに西日本で栽培が行われていて、各地で「高系14号」から選抜・改良される。「なると金時」「五郎島金時」「べにさつま」「土佐紅」などが有名だ。

鳴門金時

関西を中心とした西日本で多く流通しているさつまいもの種類で、おもに徳島県鳴門市の砂地で栽培されている。高系14号の系統選抜で、ムラのない赤紫色の皮色とクリーム色の肉色をしており、加熱すると黄色みを増す。栗のように粉質でほくほくとした食感があり、糖度が高めなため菓子の材料や焼き芋などにすることも多い。

五郎島金時

加賀の伝統野菜の1つで、鳴門金時と同様に高系14号から選抜された品種だ。金沢市五郎島地区の砂丘地で栽培されている。皮は赤紫色で中は薄い黄色をしている。外観は紡錘形で、繊維が少なくほくほくしており、甘味が強いため菓子や焼き芋などに向いている。

2. ねっとり系のさつまいもの種類

続いて、ねっとり系のさつまいもの種類を紹介しよう。水分が多く、ペーストのよう舌に絡まる文字通り「ねっとり」とした食感が特徴だ。

ベニアズマ(紅あずま)

関東を中心に、東日本で多く流通している品種である。皮は濃い赤紫色、中は淡黄色をしており加熱すると黄色みを増す。甘味が強く繊維が少なめで、粉質のあるほくほくとした食感と水分の多いねっとりした食感の中間といったところか。焼き芋や蒸し芋、天ぷらや菓子作りの材料など幅広い用途で使われている。

紅はるか

食味と外観に優れる2種類のさつまいもを交配させ、2010年3月に品種登録されたのが紅はるかだ。皮は赤紫色で果肉の色は黄白色、形は紡錘形をしている。甘味が強く、貯蔵することで粘質でしっとりとした肉質になる。蒸しいもにしたときの糖度が高く、焼き芋やスイートポテト、天ぷらなどに適している。

シルクスイート

2012年にデビューしたばかりという、さつまいもの中でも新しい品種だ。名前に「シルク」と付くだけあって、焼き芋にしたときの滑らかな食感と甘さで人気が高い。甘味が強く、焼き芋やスイートポテト、菓子などにおすすめの種類だ。皮は濃い赤紫色中はクリーム色で、形はふっくらとした紡錘形をしている。貯蔵性にも優れ、やや粉質の肉質が貯蔵することで粘質になりしっとりとした食感になる。

3. 色鮮やかなさつまいもの種類

さつまいもは「ほくほく系」と「ねっとり系」といった食感以外に色でも種類を分けられる。続いては、そのほかの種類として肉色が紫色やオレンジ色をしているもの、皮が白っぽいものなどカラフルなさつまいもを紹介する。

安納いも

鹿児島県種子島の在来種である安納いもは、肉色がオレンジ色をしている。また「安納紅」は皮色が赤褐色、一方の「安納こがね」は淡黄色をしているのが特徴だ。甘味が強く、加熱すると粘質性の高いねっとりとした食感になる。蒸し芋や焼き芋のほか、美しいオレンジ色を生かしてスイートポテトや金団などに使われることも多い。

コガネセンガン(黄金千貫)

鹿児島県を中心に栽培されている。皮も中身も黄白色をしていて、紡錘形または下膨紡錘形で大型なのが特徴である。おもに芋焼酎の材料として使用されている。きめの細かい粉質でほくほくして甘味が強く、ふかしいもや焼きいも、天ぷらにも向いている。

種子島紫

種子島の在来種で、2000年に解禁されるまでは本土へ出荷できなかったさつまいもだ。皮は黄白色で肉色は鮮やかな紫色をしており、加熱すると紫色がさらに濃くなる。紫芋は種類が多いが、その中でもとくに甘い品種として知られている。ほくほくした食感と強い甘味で、焼き芋や蒸し芋などのほか菓子の材料としても人気が高い。

4. さつまいもの栄養や成熟のコツは?種類と一緒に覚えておこう

ここまでさつまいもの種類を紹介してきたが、せっかくなので栄養や保存方法についての知識も身につけておこう。

さつまいもの栄養

もちろん種類によって含有量は異なるが、さつまいもには炭水化物(※1)や、ナトリウム・カリウム・カルシウムといったミネラル類(※2)、E・B1・Cなどのビタミン類(※3)、食物繊維(※4)などが多く含まれている。

ご家庭で成熟させるときのコツ

収穫したてのさつまいもには水分が多く含まれており、デンプンの糖化が不十分だ。収穫したてのさつまいもは、ご家庭で少し寝かせて成熟させるとより美味しくいただける。

その際、水洗いをしてしまうと傷みやすくなるため、軽く土を払い落とす程度にしよう。1つずつ新聞紙に包んだら、ダンボールなどに入れて1〜2週間ほど寝かせるとよい。保管に際しての適温は10〜18℃ほどだ。温度が低すぎると傷みやすく、高すぎると成長して芽が出てしまうので気をつけよう。またさつまいもは種類問わず小さいものほど傷みやすい。そのため小さいものから順に食べていくとよい。

結論

本稿で紹介したさつまいもの種類はごく一部だ。冒頭でもお伝えしたように世界には3000〜4000種類ものさつまいもがあるといわれている。日本で栽培しているのはそのうちの数十種類だが、それぞれ特徴があり味わいが異なる。見かけたらぜひ、いろいろなさつまいもの味を楽しんでみてほしい。
※1炭水化物 _ 糖質 _ e-ヘルスネット(厚生労働省)
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-018.html
※2ミネラル _ e-ヘルスネット(厚生労働省)
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-035.html
※3ビタミン _ e-ヘルスネット(厚生労働省)
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-027.html
※4食物繊維の必要性と健康 _ e-ヘルスネット(厚生労働省)
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-001.html
  

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