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栓抜きがない?身近にある代用品13選と何もないときの裏ワザも紹介

栓抜きがない?身近にある代用品13選と何もないときの裏ワザも紹介

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2021年8月19日

栓抜きがなくて困った経験がある方も多いのではないだろうか?実は、栓抜きは身近にあるいろいろなモノで代用できる。本稿では割り箸や10円玉などで代用する方法や、道具がなにもないときに開栓する方法なども紹介する。いざというときにきっと役立つはずなので、ぜひ覚えておこう。

  

1. 栓抜きの代用品1|「割り箸」「10円玉」「ドライバー」

栓抜きがないときに、コンビニ弁当を買ったときなどにもらえる割り箸や、財布に入っているであろう10円玉などで代用する方法から紹介しよう。

代用品【割り箸】で開ける方法

  • 「割る前」の割り箸を用意する
  • 利き手と反対の手で、瓶の栓に近い部分をしっかり握る
  • 利き手で割り箸の根元部分(面積が広い方)を栓のフチに引っかける
  • テコの原理を使って押し上げる
うまくできれば比較的軽い力で開栓できる。ただし力の入れ方や栓のフチへの引っかけ方によっては、割り箸が折れることもある。力任せにおこなわないよう注意が必要だ。

代用品【10円玉】で開ける方法

  • 利き手と反対の手で、瓶の栓に近い部分をしっかり握る
  • 握った手の親指と栓の間に10円玉を差し込む
  • 利き手で10円玉を下に押す
  • テコの原理で栓が開く
10円玉は下に向けて力を加えるのがポイントだ。ほかの硬貨よりも、10円玉の方が瓶の栓抜きの代用に適している。穴が開いている硬貨は力を加えにくいし、大きな500円玉では力が分散しやすいためだ。

代用品【マイナスドライバー】で開ける方法

  • マイナスドライバーの先端を栓の下にねじ込む
  • それだけで外れないときは、ハンマーなどで叩く
マイナスドライバーの先端を栓の下に回しながらねじ込む。ある程度いけば勝手に栓が外れるというわけだ。もし外れないときは、ドライバーのお尻をハンマーなどでトントン叩いて強引に外すなどしよう。

2. 栓抜きの代用品2|「スプーン」「鍵」「石」「瓶」

割り箸や10円玉、ドライバーがなくても大丈夫だ。それ以外の身近なモノも栓抜きの代用品として使える。続いてはスプーンや鍵、石、それに栓が開いていないほかの瓶などを使う方法を紹介しよう。

代用品【スプーン】で開ける方法

  • スプーンを栓のフチに引っ掛ける
  • テコの原理で押し上げる
基本的には、割り箸を使った開け方と同じだ。ただし曲がってしまうこともあるため、できるだけ硬い素材のスプーンを選ぼう。

代用品【鍵】で開ける方法

  • 細い部分を栓のフチに引っ掛ける
  • テコの原理で押し上げる
鍵も栓抜きの代用になる。ただし1回で開けるのは難しいので、位置をずらしながら何回かに分けて少しずつ開けるのがコツだ。ひとつ注意してほしいのが、鍵は貴重品であるということ。曲がったり欠けたりして鍵が使えなくなると別の問題が生じてしまうためくれぐれもご注意いただきたい。少しでも不安なときはほかの方法に切り替えよう。

代用品【石】で開ける方法

  • 石を栓のフチに引っ掛ける
  • テコの原理で押し上げる
バーベキューやピクニックをしているときなどに栓抜きが必要になったら、石で代用しよう。できるだけ平べったくて握りやすく、硬い石を選ぶのがポイントだ。やり方は割り箸と同じなので難しくはない。試してみて開けづらければ、ほかの石に変えてトライしてみよう。

代用品【未開栓の別の瓶】で開ける方法

  • 未開栓の瓶を逆さまに持ち、栓と栓を噛み合わせる
  • やや浮かせた状態で、開けたいほうの瓶をグッと押し下げる
開栓していない瓶があればこの方法もおすすめだ。開けたい瓶の栓に近い部分を握り、栓抜き代わりにする瓶を逆さまにして、栓と栓を噛み合わせる。あとは、少し浮かせて開けたい方の瓶を一気にグッと押し下げてみよう。うまくいけば開栓できる。ただし、そうなると最後の1本は開けられなくなってしまうので、ほかの方法も覚えておくとよい。

3. 栓抜きの代用品3|「紙」「タオル」

意外なことに、紙やタオルも栓抜きの代用品として使える場合がある。10円玉がなくて紙があるというケースはあまり想定できないかもしれないが、念のため知っておいて損はないだろう。

代用品【A4サイズの紙】で開ける方法

  • A4サイズの紙を5回ほど折りたたむ
  • 硬くなった部分を栓のフチに引っ掛ける
  • テコの原理で押し上げる
A4はそのままでは役に立たないが、5回ほど折りたたむとかなり硬くなる。その硬くなった部分を栓抜き代わりに使うという方法だ。A4サイズの紙がなければ、小さな紙を何枚か重ね合わせて折ってもよい。チラシや便せん、手帳の紙片などそのときあるモノを使おう。

代用品【フェイスタオル】で開ける方法

  • タオルを水に濡らして固く絞る
  • タオルを栓のギザギザした部分に巻きつける
  • 余った部分をねじってしっかり固定させる
  • 瓶を手でしっかり押さえ、もう一方の手でタオルを真上に引っ張る
タオルも栓抜きの代用品として使える場合がある。うまくいけばこのやり方で開栓できるはずだ。力任せにやると瓶が倒れたり、タオルが破れたりするおそれがあるので注意しよう。

4. 栓抜きの代用品|「バックル」「カラビナ」

栓抜きの代用品はまだまだある。続いてはベルトのバックルや、ものをぶら下げるカラビナを使って栓を開ける方法を紹介しよう。

代用品【ベルトのバックル】で開ける方法

  • 瓶の上から、栓を超えて首のあたりまでベルトのバックルを通す
  • バックルについている、ベルトの穴に通すためのピンを栓のフチに差し込む
  • 片手で瓶を上部からしっかり押さえる
  • もう片方の手にバックルを握り、栓抜きで栓を抜くように持ち上げる
瓶の栓がバックルよりも小さくないとできないが、こうした方法もある。ただしピンの素材などによってはバックルが破損するおそれがあるため、心配な方は別の方法を選ぼう。

代用品【カラビナ】で開ける方法

  • カラビナを横にして持ち、手前を栓のフチに引っ掛ける
  • 瓶が動かないように両足でしっかり固定する
  • カラビナをテコの原理で押し上げる
登山道具などでおなじみのカラビナは、ロープやハーネスなどをつなぐ、留め具がついたリング状のアイテムだ。ベルトに掛けてちょっとしたモノをぶら下げるといった使い方もする。カラビナは両手で持ってしっかり固定すること、瓶は両足を使ってしっかり固定することが大切だ。カラビナの強度によっては曲がってしまうなどのおそれもあるので覚えておこう。

5. 栓抜きの代用品5|「プルタブ」「ステープラー(ホッチキス)」

お次は、缶ジュースなどのプルタブと割り箸の合わせワザと、文房具のひとつステープラー(いわゆるホッチキス)を使った開け方を紹介しよう。

代用品【プルタブと割り箸】で開ける方法

  • プルタブの2つあるうちの片方の穴を栓のフチに引っ掛ける
  • プルタブと瓶の上部を片手でしっかり握って固定する
  • プルタブのもう一方の穴に「割る前」の割り箸を通す
  • テコの原理で割り箸を押し上げる
栓のフチのギザギザに引っ掛けるのは、本来プルタブと缶がくっついているほうの穴だ。缶を開ける際に指を入れるほうの穴は、割り箸を通すために使用するため、栓よりも上側に出ている状態が正解である。

代用品【ステープラー(ホッチキス)】で開ける方法

  • ステープラーのリムーバー(お尻の突起部分)を栓のフチに差し込む
  • 片手で瓶を上からしっかり押さえる
  • ステープラーを上に持ち上げる
普通、ステープラーにはリムーバーが付いている。このリムーバーを利用して開ける方法だ。リムーバーを単体でお持ちの方は、最初からそちらを使ったほうがやりやすいかもしれない。ただしリムーバーが曲がるおそれがあるため、心配な方は別の方法を選ぼう。

6. 栓抜きの代用品が身近に何もないときの裏ワザ

ここまで割り箸や10円玉、スプーンや鍵、石や別の瓶など比較的身近にあり、栓抜きの代用となるモノを紹介してきた。だが、中には栓抜きの代用になりそうな道具が何もないというケースも考えられる。あるいは、傷つく心配があるから使いたくないというモノもあるだろう。そんなときは、次のような方法を試してみよう。

テーブルや本棚などを利用して開ける方法

家具の角を利用して栓を抜く方法がある。丸みを帯びている家具よりも、尖っているデザインの家具を選ぼう。栓のフチを家具の角に引っ掛け、瓶を押し下げる。瞬間的に勢いをつけて押し下げるのがコツだ。ただし、中身がこぼれやすいので、勢いのつけすぎには十分注意しよう。

栓のフチを引っ掛けられるモノがあれば代用品にできる

そのほかにも、引き出しの取っ手やドアノブ、車の扉を開けたときに車体側に見えるU字の金具などを使うこともできる。要は「栓のフチに引っ掛けられそうなパーツ」があれば、栓を開けられるということだ。栓抜きがなくてもなんとか開栓できる方法はあると覚えておこう。

7. 栓抜きがないときに開栓するには「テコの原理」が重要

本稿でも何度も登場しているが、栓抜きはそもそも「テコの原理」を利用して開栓するアイテムである。同じように、栓抜き以外の代用品を使う場合もテコの原理を利用することが大切だ。

8. 栓抜きがなくても大丈夫!代用品は身近にある

今回紹介したアイデアは一例だが、栓抜きがないときでも、なんとか開栓できる方法は探せばいくらでもある。アウトドアなど野外にいるときに栓抜きがなくても、代用品にできるものを知っていれば焦らずに済むし、きっとみんなに喜ばれるだろう。本稿が少しでも困っている方のお役に立てば幸いだ。

結論

テコの原理が使えるモノ、栓のフチに引っ掛けられそうなモノなどがあれば、栓抜きの代用品となりうる。ただし中身がこぼれたり瓶が割れたり、代用品が曲がったり折れたりなど、いくつかのトラブルも想定できる。代用品はそうしたリスクも理解したうえで選んでいただくとともに、くれぐれも注意しながら慎重に、自己責任でおこなっていただきたい。
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  • 公開日:

    2017年10月16日

  • 更新日:

    2021年8月19日

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