1. コーラは風邪に効く?
皆さんにお馴染みのコーラ。正確な製造レシピは門外不出となっているが、原材料はカフェイン・砂糖・カラメル・バニラ・オレンジ・レモン・スパイスなどが主とされている。これだけ見ても風邪対策に良さそうな気がするが、「コーラが風邪に効く」と言われる理由には次のようなものがある。
- 疲労回復に良い糖分...風邪を引くと身体のエネルギーが奪われ、疲れやすくなる。コーラに含まれる糖分は、疲れた身体に栄養を与え疲労を回復させてくれる。また、コップ1杯(200㏄)のカロリーは約90kcalと言われ、食欲が落ちている時のカロリー補給にもなる。
- 頭痛を鎮静化するスパイスとカフェイン...コーラにはナツメグやシナモンなどのスパイスやカフェインが含まれており、これらは頭痛を鎮める働きがある。風邪の時だけでなく、普段から頭痛に悩まされている方にもぜひおすすめしたい。
ちなみに、ゼロカロリーのコーラは、砂糖の代わりに人工甘味料が使われている。疲労回復を期待してコーラを飲むのならば、普通のタイプを選ぶようにしたい。
2. 「生姜入りホットコーラ」が風邪におすすめな理由
アメリカやフランス、メキシコなどの国々では、「風邪を引いたらホットコーラ」というのは定説になっている。というのも、コーラを常温または温めた状態で飲むと、喉の炎症を和らげる効果が期待できるからだ。コーラに含まれる炭酸が苦手という方でも、温めることで炭酸が抜けるので随分飲みやすくなる。
さらに、生姜やレモンを加えると、温める効果や喉の殺菌効果も倍増するのでおすすめだ。風邪だけでなく、海外では「アレルギー対策」「しゃっくり止め」などにも使われており、覚えておくといざという時に役立ちそうだ。
さらに、生姜やレモンを加えると、温める効果や喉の殺菌効果も倍増するのでおすすめだ。風邪だけでなく、海外では「アレルギー対策」「しゃっくり止め」などにも使われており、覚えておくといざという時に役立ちそうだ。
3. 風邪対策のための食事法
風邪予防のためには、手洗いやうがいなどを徹底するとともに、運動や休息をしっかり取り入れた上で、栄養バランスの取れた食事を取ることが大切だ。食事で気を付けたいポイントには次のようなものがある。
- タンパク質やビタミン類を補給...身体に力を付けて風邪への抵抗力を高めるためには、タンパク質の摂取が大切だ。タンパク質は肉・魚・卵・豆・乳製品などに多く含まれている。また、ビタミン類のなかでも、喉や鼻などの粘膜を保護するビタミンAや免疫力を高めるビタミンCの摂取も欠かせない。ビタミンAはほうれん草などの緑黄色野菜やうなぎなど、ビタミンCはいちごやみかんなどの果物に多く含まれる。
- 身体を温める食材や食事...身体が温かく血液循環を良くすることで、免疫力を高めることができる。身体を温める食材としては、例えば生姜・にんにく・唐辛子・ニラ・ネギなどがある。食事例としては、鍋やスープ、煮込みなどの料理がおすすめだ。
4. 世界各地の風邪対策の知恵
世界には、昔から伝わるさまざまな風邪対策の知恵や食事法がある。
- 温かいカモミールティーを飲む(ドイツ)
- スパイスや柑橘類を入れたホットワインを飲む(ヨーロッパ)
- コショウを加えたウォッカを飲む(ロシア)
- 唐辛子を加えた焼酎を飲む(韓国)
- チキンスープを飲む(アメリカ)
- オイルでうがいをする(インド)
- ビタミンCが豊富に含まれるアムラの果実を食べる(インド)
この他にも、「耳に玉ねぎを詰める(スイス)」や「ニンニクを首からぶら下げる(カザフスタン)」など、食材を使った風邪予防を行っている国もある。
結論
「風邪には生姜入りホットコーラ」というのは、初めて聞いた方には驚きだったかもしれない。でも、コーラに含まれている生姜などの原材料の意味を知れば、なるほど納得できる話だ。また、世界各地にはさまざまな風邪予防の知恵や食事法がある。身近な素材を使ったものも多いので、風邪の初期症状を感じたらぜひ試してみてはいかがだろうか。