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金と同価値だった!?知られざる胡椒の歴史・種類・薬効とは

投稿者:
オリーブオイルをひとまわし編集部

2017年10月21日

料理のアクセントに、食べる直前でも手軽に使える魅力的なスパイスと言えば、代表格はやはり胡椒だろう。 今でこそごく普通に使える胡椒だが、その来歴は複雑である。胡椒の為に海に乗り出す人も居た、そんな歴史と種類、素晴らしい効能の数々を改めて掘り下げてみよう。

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1. 胡椒の歴史

胡椒は香辛料の王様と呼ばれ、世界中で愛されている。しかし、交通が発達する前の取引は中々大変だったようだ。

それは天国の種

ヨーロッパでは紀元前400年頃に既に知られていたが、入手の難しさから金銀と同等の非常に高価な物だった。その貴重さは胡椒が「天国の種」と呼ばれていたことでも分かる。中国でも1300年以上も前から生薬、香辛料として役立てられていた。香りが良いだけでなく、食料の長期保存に役立つという点が貴重さに拍車を掛けたようだ。

胡椒は東南アジア原産

南米や東南アジアが胡椒の原産地である。本来宗教戦争とされる十字軍の遠征は、実はスパイス(主に胡椒)の獲得が目的だったとされる説がある。また、スペインやポルトガルが大航海時代に突入したのも胡椒が目的だったようだ。ヨーロッパは肉食文化の為、保存と臭い消しに有効な胡椒に対する思い入れが相当深かったのだろう。日本には奈良時代に中国から渡来している。

2. 胡椒の種類

ひとくちに胡椒と言っても種類は様々で、種類ごとに特徴も香りも違う。

熱帯地域で栽培

日本で生の胡椒を見る機会はほとんど無いだろう。房状に長く垂れさがり、一粒ずつ球形に成熟する。果皮は緑から黄、赤と成熟につれ変化していく。よくブラックペッパー、ホワイトペッパーと耳にするが、色の違いはこの成熟度合いと処理の違いによる。品種としても300種以上あり、原産地や成熟度のこだわりから現在でも「最高級品」は希少性が高く、驚くほどの値段で取引されている。

黒胡椒

最もよく使われるタイプ。成熟直前の実を収穫し日干しにした物で、果皮ごと処理されるが、この果皮に辛み成分が多いため刺激的な味である。

白胡椒

ホワイトペッパー。成熟した実の果皮を取り除いて陰干しした物で、ややマイルドな味と辛みだ。生薬として利用されることがある。

緑胡椒

グリーンペッパー。華やかな香りで辛みが強い未成熟な実を塩漬けした物。

赤胡椒

ピンクペッパー。成熟した実を果皮ごと塩漬けして乾燥させた物で、フルーティーな香りがする。しかし、一般的に流通している物は実は胡椒ではなく、類似しているウルシ科コショウ木の実である。

3. 薬効にも注目

刺激の強さに比例して胡椒には沢山の薬効がある。生薬としてはもちろん、この薬効によって昔のヨーロッパ人は胡椒を入手しようと躍起になったのだ。

代表的な栄養素は3つ

辛み成分の主成分はピぺリンだ。全重量の6~9%を占め、代謝促進や胃腸の働きを整える効果がある。また、カリウム含有も豊富だ。塩胡椒とセットで使えば塩分排出の効果を期待できる。意外なことに鉄分も多い為、貧血予防も期待できる。

胡椒の効能

中世から重宝されてきた抗菌・防虫・防腐作用は非常に優秀だ。胡椒特有成分であるピぺリンの力によるもので、ピぺリンはその他血行促進作用・栄養素の吸収力アップ・消化不良の改善・食欲増進・ダイエット効果・抗酸化作用によるアンチエイジング効果と免疫力アップ効果・風邪の治りを早める等々素晴らしい効能を誇る。子供や辛い物が苦手な人は、刺激の少な目なホワイトペッパーやピンクペッパーを上手に取り入れて頂きたい。

結論

昔から金銀と同価値と言われて来た胡椒。ピぺリンの効能を知ればその価値は納得である。今でこそラーメンに気軽に掛けられる胡椒だが、昔は金銀と同価値だったことに思いを馳せよう。減塩すると味付けが物足りないものだが、そんな時こそ胡椒の出番だ。特に肉類との相性が良いため、スパイシーな香りで味に変化を付けて、胡椒の刺激を満喫しよう。

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