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【鍋】は揃ってる?料理好きは知っておきたい相性に応じた賢い選び方

【鍋】は揃ってる?料理好きは知っておきたい相性に応じた賢い選び方

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2019年12月11日

圧力鍋、雪平鍋、ミルクパン…鍋には、様々な種類が存在する。それぞれ、材質や厚み、大きさが異なる分、使い勝手にも差が出てくる。特徴を上手に捉え、レシピや人数によって、鍋を使い分けるとグッと調理の効率が良くなる。それぞれ、注意したい点も合わせて、指南して行く。

  

1. 家庭に必須の鍋

鍋の歴史

ご家庭に幾つの鍋をお持ちだろうか?それぞれ、材質に差はあるだろうか?鍋は古くから日本の台所を支えてきた存在。その歴史は古く、縄文時代にはすでに鍋の原型となるものが存在していたそうだ。当時のものは土製で、食材を煮たり、茹でたりするのに使われていた。鎌倉時代にナルト鉄鍋が発展し、江戸時代には鋳鉄の鍋が登場。明治になると、ブリキ、ホウロウ、アルミなど、幅広い鍋が家庭で使われるようになった。近代では、海外の鍋も人気を集めている。

材質で異なる鍋の種類

日本の家庭料理を支える上で、欠かせない鍋とは一体どんなものだろう。まずはステンレス鍋。錆びにくく、衝撃に強い。扱いやすさはピカイチで、家庭でも人気だ。次に雪平鍋に代表されるアルミ鍋。これは熱伝導がよく、軽いのが特徴。酸やアルカリに強く、においや味移りのないホウロウ製も長く愛用されている。さらに、近頃人気を集めているのが、海外製の鋳物のホウロウ鍋。重さはあるが、食材本来の味をじんわりひきだしてくれる。材質で分類するとこの4つが王道と言えそうだ。

2. 鍋の種類いろいろ

鍋の厚み

同じ材質の鍋でも、その厚さによって、特徴が異なる。例えば、雪平鍋と無水鍋。両者ともにアルミ製だが、厚みがまるで違う。一般的に厚みの薄いものが多い雪平鍋は、さっと湯が沸かせるので、茹でものに使ったり、煮込み時間の少ない煮物などに向いている。逆に、厚みのある無水鍋は、温まるのが遅い分、蓄熱製が高いので、じっくりと煮込む料理に向いている。余熱での調理も可能だ。

鍋の大きさ

鍋には様々な大きさがある。日本で古くから愛用されてきた雪平鍋は、寸きざみ(1寸=3.03cm)で作られることが多い。家庭では様々な調理を行うので、用途に合わせて選べるよう、大中小のバリエーションで揃えると便利。例えば、味噌汁を作るのは、アルミやステンレスの鍋、中くらいのサイズが便利。コーヒーを飲むとき、牛乳を少し温める場合は、小タイプのホウロウのミルクパンが◎。こんな風に、毎日どんな料理を作るか、ということを念頭に揃えるといいだろう。

3. 料理との相性

普段使いは雪平鍋ORステンレス鍋

毎日の味噌汁や茹でものには何と言っても、使い勝手がいいことが重要。その点、アルミの雪平鍋やステンレス鍋は、熱伝導もよく、ハンドルが付いているものがほとんどなので、気負わずに使える。炒める、煮る、茹でると多くの調理ができるところも高ポイント。

煮込み料理は鋳物ホウロウ鍋

海外製の鋳物ホウロウ鍋は、近頃人気を集めている鍋のひとつ。前述の通り、遠赤外線効果があり、まるでオーブンのような調理が可能なのだ。そのまま食卓に出しても差し支えない、おしゃれなルックスも人気の秘訣。価格は高く、重いのが難点だが、上手に使いこなせば、長く愛用できる。

時間勝負なら断然圧力鍋

密閉構造の蓋をすることで、内部の沸点を100度以上にすることができる圧力鍋は、持っていると便利な鍋。とにかく短時間調理が得意で、ガス代の節約にも一役買ってくれる。上級者向けと思われる、煮豆や塊肉を使用した料理もこれさえあれば、簡単にトライできる。

4. 鍋のこんなところに注意する 

酸に強いホウロウ鍋

ホウロウとは、ガラスの吹き付け塗装のこと。ガラスなので、割れやすいのが難点だが、その分、酸に強く、におい移りもしにくい。ジャムを煮たり、お酢を使った煮物を作るときは、ホウロウ鍋がオススメだ。

酸に弱いアルミ鍋

アルミは、酸に弱い。酸の強い食材を使った料理をするとアルミが溶解、剥がれてしまう危険性があるので注意が必要だ。金属製のたわしなどでこすると同様に剥がれてしまうので、NG。柔らかいスポンジで優しく洗おう。

結論

多種多様な鍋の世界。まずは、毎日の調理を見直し、必要最低限のものを揃えることをおすすめする。材質の異なるものをチョイスして、それぞれの利点を生かして使うとよりいいだろう。
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  • 公開日:

    2017年10月25日

  • 更新日:

    2019年12月11日

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