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「月見に団子とすすき」、意外と知らない歴史と理由とは

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2017年11月 1日

お月見の時に欠かせないアイテムと言えば、団子とすすきだ。子どもと一緒に団子を作って月を眺めれば、大切な思い出がまたひとつ増える。ではなぜ、月見には団子とすすきを供えるのだろうか。また、そもそも月見とはどういう行事なのだろうか。今回は、月見の歴史的背景やお供え物の由来などについて紹介しよう。

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1. 月見の歴史的背景

月見は、平安時代に中国から伝わった行事であり、旧暦の8月15日に丸くなった月を眺めることだ。はじめは貴族が中心に楽しむ格式のある行事だったが、次第に庶民の間にも広まっていった。それと同時に、収穫を祈願する行事へと変化していった。

月見は、よく「十五夜(じゅうごや)」「中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)」とも呼ばれる。「中秋」というのは、旧暦の秋は7月~9月であり、8月はちょうど真ん中に当たることに由来する。

ちなみに、現在私たちが使っている新暦は、旧暦とは日付の決め方が異なるので、毎年月見の日は変化する。また、十五夜は必ずしも満月ということはなく、少し欠けた月の場合もある。

十五夜の他に月見をする日として、「十三夜(じゅうさんや)」がある。十五夜が「収穫を祈る」のに対して、十三夜は「収穫に感謝する」ことを主な目的としている。

旧暦では9月13日にあたり、中国ではなく日本独自の月見の日だ。この時期に旬を迎える豆や栗をお供えするのが特徴で「豆名月」「栗名月」とも呼ばれる。

昔から、十五夜と十三夜の両方に月見をすることが大切とされてきた。逆に片方しか行わないことは「片見月」と呼ばれ、縁起が悪いものとして敬遠されている。

2. 団子とすすきを供える理由

月見に団子とすすきを供える理由は、以下のとおりだ。
  • 団子...白くて丸い形は、満月を表している。収穫への祈りや感謝とともに、健康や幸福などを願うシンボルとして使われている。月見の時に供えた団子を食べると、健康や幸福を得られると言われている。
    また、山型に積み上げるのは「団子の先端は霊界につながっている」と考えられてきたことによる。
  • すすき...神様を呼ぶ依り代(よりしろ)を表している。依り代とは、精霊がよりつく場所やモノのこと。本来の依り代は稲穂であるが、この時期には稲穂は無かったので、形状が似ているすすきを使うようになったそうだ。また昔から、すすきの鋭い切り口が魔除けになると考えられてきた。月見に供えたススキを玄関の軒先に飾ると、その一年の無病息災につながると言われている。
この他にも、ぶどうなどの果実を供える地方もある。これは、つる性の植物は「月と人とのつながりが強くなる」として古くから喜ばれてきたことによる。また月見の時期には、花屋などで「秋の七草」や「秋桜」などの花束もよく見かけるようになる。こうした季節の草花を使って月見を祝うのも風流だ。

3. 団子の数と積み上げ方

団子の数や積み上げ方にも、実は決まりがある。
まず団子の数には、2つの説がある。
  • 12個...その一年の間に鑑賞できた満月の数。13個になる年もある。
  • 15個...「十五夜」にちなんで15個を供える。「十三夜」のときには13個になる。
    (ただし、15個を5個にしたり、13個を3個にしたりと簡略化して供える場合もある。)
そして積み上げ方は、個数に応じて次のようになる。
  • 12個...一段目に9個(3×3)を並べ、二段目に3個を乗せる。
  • 15個...一段目に9個(3×3)を並べ、2段目に4個(2×2)、三段目に2個乗せる。

結論

知っているようで知らない、月見の歴史や供え物の由縁。団子やすすきなど、一つひとつの供え物の意味を知ると、準備にも熱が入り、月見をより深く楽しむことができるだろう。昔から親しまれている行事だからこそ、子どもたちにも月見の意味をしっかり伝えてみてはいかがだろうか。

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