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これは意外!日本生まれの洋食の数々

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2017年12月18日

天ぷらや寿司等、日本には独自の和食文化がある。これに対し、西洋の料理という意味で使われる「洋食」という単語。何となくイメージは出来るが、完全な外国料理というより少しレトロな日本文化の雰囲気がある。一体「洋食」の正体とは何なのだろうか。

1. 洋食の定義

いつの間にか定着し現代日本人にとって当たり前になっているが、もちろん元々は日本にない食文化だ。一体どのような定義なのだろう。

日本人が育てたレシピ

西洋のレシピそのままの場合は西洋料理。対して、西洋の食材や調理法をアレンジして日本風に工夫し、日本で独自展開した西洋風の料理のことを洋食と呼ぶ。本格中国料理と和風中華料理との関係に似ている。中華料理店でおなじみの天津飯やエビチリは、中国には無く日本発祥の食べ物である。

洋食がうまれた理由

1872(明治5)年1月24日は明治天皇が初めて牛肉を召し上がった日とされている。牛肉を食べることは文明開化の象徴とされ、真っ先に広まった洋食は「牛鍋(後のすき焼き)」と言われている。しかし、肉食を禁忌とする風潮が長かった日本では、肉食はハードルが高く、輸入するしかない食材や香辛料は高価で食べ慣れなかった。このようなことから、調理法や食材が日本風に緩やかに変化する必要があったのだろう。

2. 洋食の歴史

織田信長時代にポルトガル人やスペイン人から南蛮料理が伝わり、江戸時代の末期には西洋料理の専門店が開店された。

日本発!西洋料理「良林亭」

長崎の出島、オランダ商館で皿洗いをしながら西洋料理を学んだ草野丈吉氏が江戸時代1863年に「良林亭」という西洋料理店を開店。六畳一間で6人以上はお断り、要事前予約というシステムで江戸時代からレストランをやっていたというから驚きだ。1887(明治20)年まで続いたこの店は確実に日本の洋食に影響を残しているだろう。

日本全国で明治から発展

外交関係のハウスコックや外国船のコックが活躍を始め、1870年代に東京上野にかの有名な「上野精養軒」が開店。この頃の西洋料理は庶民にとってはまだ高嶺の花だったが、町のコック達が庶民の口に合うよう改良を重ねた結果、明治時代の末、西洋料理ともまた違った洋食文化が次々と花開いた。

3. 日本育ちの定番洋食メニュー

それでは具体的な洋食メニューのご紹介をしていこう。意外な物が日本生まれ、日本育ちなのだ。

エビフライ

世界各国、海老の揚げ物なら沢山ある。しかし大振りの海老一尾にパン粉を付けて揚げるのは日本だけだ。もともと日本には、魚介類を天ぷらで食べる習慣があった。この天ぷらと西洋料理の魚のフライが結びつき海老天をエビフライにスライドさせた物らしい。

ナポリタン

発祥は横浜で、なんと当時はケチャップもピーマンも不使用というから驚きだ。その後、生トマトのソースより手軽で甘みの強いケチャップと彩りで緑のピーマンが加わったと言われている。また、喫茶店ブームの際、バラエティーに富んだ具が使われるようになった。

とんかつ

これぞ和製洋食。英語のカツレツ、フランス語のコトゥレットが語源だ。肉に衣を付けて揚げるだけでなく、「千切りキャベツ」「ソース」「味噌汁とご飯で定食」という日本スタイルが庶民によって育てられたと言える。

コロッケ

元はフランス料理のクロケット。クロケットは、日本のクリームコロッケに近い食べ物だ。当時、材料はより安価なジャガイモが代用され、現在のコロッケが完成した。切り落としの肉や再利用品も美味しく食べられるので関東大震災後に一大普及したようだ。

オムライス

有名すぎて発祥説が多い。有力なのは東京銀座の「煉瓦亭」、大阪心斎橋の「北極星」の2説だとか。当時は卵に米と具を混ぜたまかないのライスオムレツだった物が、今や卵で米を包む方法に進化している。また、チキンライスの上に半熟のオムレツを乗せ、食卓で切り目を入れて、ライス全体を包む方法も人気が高い。

お子さまランチ

デパートで子供連れのファミリー層向けに考えられた物として有名だ。80年近く前、日本橋三越や上野松坂屋の食堂メニューとして登場。今に至るまで子供達の心を鷲掴みにしている。

結論

子供は洋食が好きなことが多い。日本人に食べやすく、優しい庶民的な味を...という、当時のコック達の思いやりで誕生したメニューだからなのかもしれない。休日で時間がある時は、自宅でお子さまランチを作ってみてはいかがだろうか。たまには大人も洋食盛り合わせで童心に帰って楽しもう。
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