1. MASSAの正体
生まれ故郷
MASSAはポルトガルの調味料。現地では、Massa de Pimentao(マッサ・デ・ピメンタォン)と呼ばれている。日本でいうところの味噌や醤油のようにポピュラーな存在で、日常的に使われているそうだ。瓶詰めで売られることが多いが、現地では手作りする人も多いという。
原材料は2つだけ
MASSAは、とてもシンプルな調味料。というのも原材料がたった2つ、パプリカと塩だけなのである。味わいは、塩味のパプリカペーストといったところ。しかし、ただ塩辛いだけでないのがこのMASSAのすごいところ。
天日干しがキーワード
シンプルな原材料で作られるのにもかかわらず、MASSAは旨味が凝縮した深い味わいがある。この秘密は、天日干しにある。 MASSAは原材料であるパプリカを天日干しして作られる。一般的に、野菜の成分の多くは水分である。太陽の光に当てることで、水分が蒸発し、旨味が凝縮すると言われている。さらに野菜に含まれるビタミンD・ビタミンB群・カルシウム・鉄分・ナイアシンなどがアップするという報告が多くある。パプリカを丸ごと使って作られる MASSAは、普段の生活で不足しがちな栄養素をたっぷりと摂取できるという利点もある
2. MASSAの作り方
簡単3ステップ
MASSAは、驚くほど簡単に作ることができる。市販品もあるが、ぜひ手作りしてもらいたい。作り方は、タネとヘタを取って6等分ぐらいにしたパプリカに、多めの粗塩をまぶして瓶に入れ、冷蔵庫で1週間ほど寝かせる。塩の浸透圧でパプリカの水分が抜け、旨味が凝縮したところで、パプリカの水分を拭き取り、半日ほど天日干しにする。それをフードプロセッサーにかければできあがり。
アレンジも可能
基本のステップをマスターすれば、アレンジも可能。例えば、ニンニクをプラスするとよりパンチのある味わいに。オリーブオイルを加えるとまろやかさが楽しめる。
パプリカの色
よく見るMASSAは赤いパプリカが使われているものが多いが、緑や黄色など、どの色でも作ることは可能。ただ、パプリカは色によって栄養素が異なるので、その点を覚えておこう。おすすめは、やっぱり赤。理由は、抗酸化作用の高いカプサイシンが他の色のパプリカより、豊富に含まれているからだ。
3. MASSAの活用方法
まずは下味
MASSAは、ポルトガルでは肉や魚の下味や和え物の隠し味に使うのがポピュラーだそう。その教えに習って、まずは下味に使ってみよう。肉や魚に満遍なくまぶして、しばらくなじませてから、そのまま焼くだけ。オーブンなどで焼いてもいいだろう。簡単で美味しいので、デイリーレシピにぴったり。
炒め物の調味料に
実は炒め物とも好相性。野菜炒めの要領で肉や野菜を用意する。油で具材を炒めたら、最後にMASSAを投入して味を整えれば出来上がり。肉をMASSAでマリネして下味をつけておくとより味わい深くなるだろう。
パスタソースに
MASSAは塩味がしっかりと効いているので、パスタソースにもぴったり。ニンニクを入れると、なお◎。オリーブオイルを熱して、ニンニクを加えて香りを出し、MASSAを加える。その後、茹で上がったパスタと茹で汁を加え、全体を和えるだけ。エビやチキンなど具材を加えても美味しくいただける。
結論
今回お届けしてきたMASSA。味の雰囲気がなかなか想像しづらいが、塩気と酸味と甘みのバランスは一度食べると病みつきになる人も多い。マヨネーズなどと混ぜて、野菜をディップするのもおすすめだ。ぜひ、スーパーで赤いパプリカを見かけたら、作ってみてほしい。