1. 真っ赤な果実の味と力とは?

「ブラッドオレンジ」とは英名で、果肉も果汁も真っ赤で血の色のようだから付いた名。イタリアでは「アランチャ・ロッサ=赤いオレンジ」と呼ばれている。原産地はイタリアのシチリア島東部など地中海性気候の地域で、その後移民によってカリフォルニアでも栽培されるようになった。現在、生の果実はカリフォルニア産のものが日本には多く入ってきており、シチリア島のものはジュースなど加工品が輸入されている。
品種はモロ種とタロッコ種などがあり、モロ種は果肉、果皮ともに赤黒く濃厚な香りと甘味が特徴。タロッコ種は、果肉の色は赤とオレンジがまだらではあるが、甘味が強く、酸味とのバランスが良い。
赤い果肉の色は、アントシアニンの色素。これはワインなどに含まれるポリフェノールの一種で、抗酸化作用が期待できる。しかもブラッドオレンジは通常のオレンジの1.5倍のビタミンCを含み、栄養価が非常に高い。
品種はモロ種とタロッコ種などがあり、モロ種は果肉、果皮ともに赤黒く濃厚な香りと甘味が特徴。タロッコ種は、果肉の色は赤とオレンジがまだらではあるが、甘味が強く、酸味とのバランスが良い。
赤い果肉の色は、アントシアニンの色素。これはワインなどに含まれるポリフェノールの一種で、抗酸化作用が期待できる。しかもブラッドオレンジは通常のオレンジの1.5倍のビタミンCを含み、栄養価が非常に高い。
2. 地球温暖化で国内生産が可能に!

今まで気候が合わず、国内では生産が困難だったブラッドオレンジ。だが、近年の温暖化の恩恵ゆえか、リアス式海岸の複雑な地形を持つ宇和島が、日照時間の豊富さもあって、原産地・シチリアの気候に近づいてきたのだという。
そんな理由から愛媛県で生産が始まっている国産ブラッドオレンジは、コクのある甘さと濃厚な香り、果汁たっぷりのみずみずしい果肉...と、本場シチリア産の品質に迫る美味しさ。まだまだ稀少な存在ながらも、すでに毎年2月から4月にかけて生の果実と、通年のジュースの販売がスタートしている。ぜひ一度入手して、深紅のオレンジの芳醇な味わいを堪能してほしい。
そんな理由から愛媛県で生産が始まっている国産ブラッドオレンジは、コクのある甘さと濃厚な香り、果汁たっぷりのみずみずしい果肉...と、本場シチリア産の品質に迫る美味しさ。まだまだ稀少な存在ながらも、すでに毎年2月から4月にかけて生の果実と、通年のジュースの販売がスタートしている。ぜひ一度入手して、深紅のオレンジの芳醇な味わいを堪能してほしい。
結論
東洋のナポリと謳われ、日本有数のみかんの産地である宇和島。海の彼方で実るブラッドオレンジの栽培は、現在もなお難しい点があるらしい。今後、本国に勝るとも劣らない美味しさで、栄養価が高く宝石のように美しい果実がふんだんに実ることに期待したい。