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知って得する!正しい減塩調味料の使い方

知って得する!正しい減塩調味料の使い方

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年6月16日

減塩調味料、使ってみたことはあるだろうか。日本人の塩分摂取量は多く、健康に深刻な影響をもたらすとも言われている。何か病気になってからではなく、日頃から減塩に関心を持ってみてはいかがだろう。

  

1. 日本人の塩分摂取量

世界の中でも比較的塩分摂取量が多いと言われる日本人。厚生労働省が定める日本人の一日あたりの食塩摂取量は、男女ともに1日あたり8g未満と7g未満とされていて、既に高血圧になっている人は6g未満が推奨されている。また、国立循環器病研究センターでは、健康な人でも6gまでの摂取を勧め、高血圧の人を減らす取り組みをしている。というのも、平成23年の同病院の調査結果では、成人の食塩平均摂取量は、男性11.4g、女性9.6gであったのである。これは1日6g未満の摂取がスタンダードである諸外国の塩分摂取量をはるかに上回る量である。

塩分過多は高血圧を引き起こし、さらにそれが原因となって動脈硬化や脳梗塞など重大な生活習慣病が起こるリスクが高まるとされている。血圧を2mmHg下げることができると、国内の循環器病患者の死亡者数を2万人減らせるという。塩小さじ1杯が食塩約5gなので、1日6gはそれを少し上回る量だ。ナトリウムは個体となって目に見える食塩以外にも味噌やしょうゆにも含まれている。幸い、減塩調味料がたくさん販売されるようになったが、どのように使って美味しく食事を楽しめばよいのだろうか。


2. 減塩食品を使う前に

●減塩調味料は薄味
濃厚な味の食事に慣れていると、どうしても減塩すると物足りなくなる。減塩食品の場合、当然のことながら20%、30%、なかには50%まで減塩している食品もあり、無塩の味噌風味の調味料も発売されている。そして、これらの食品は総じて塩分が減った分「薄味」なのである。ただ、薄味=美味しくないと決めつけるのは早計で、次々に開発されている調味料は、その問題もだしに使う原料を選んだり量を加減したり、さまざまな工夫がこらされている。ただ、いつも使い慣れている普通の味噌やしょうゆ、だしの素より「薄味」ということは認識して使うとよい。

●「もの足りない」を和らげるには
薄味というだけで減塩なんてしたくないと思われるかもしれないが、薄味の減塩調味料も使い方次第で美味しい料理を作ることができる。薄味に慣れるために苦行のような料理を食べる必要はなく、ちょっとした工夫で減塩と美味しい食事を両立させることができる。
その工夫とは、まずひとつは減塩生活を緩やかに始めることである。いきなり50%の減塩調味料を使うのは味覚も慣れていないのでハードルが高すぎる。まずは、ほとんど味覚や嗅覚では感じにくい20%減塩程度から始めるのがおすすめだ。その後、徐々にもっと減塩してある商品にチャレンジし、昆布やかつおで取っただしやスパイスで「旨み」や「香り」をプラスしてみよう。それらを加えることで満足感はぐっと上がるからである。

3. 減塩食品別使い方

●減塩しょうゆ
減塩醤油は、煮物などの料理に使うとそのまま減塩につなげることができる。どうしても物足りなさを感じたり、つけしょうゆとして使ったりする場合は、早めに使いきれる量の減塩しょうゆに昆布を浸したり、粒山椒を入れたりして、味わいをプラスするとよい。

●減塩味噌
減塩味噌は20%減塩までなら、あまり普通の味噌との違いは感じられない。しかし、それ以上減塩してあるものを使う時は、コクをプラスするためにケチャップを加えるとよい。だしや味噌を入れる前にケチャップを入れ、酸味を飛ばして使う。2人分の味噌汁に小さじ1程度で十分である。

●減塩塩
減塩塩もいろいろなバリエーションがある。ナトリウムを減らして、塩分の排出を促すアカリウムを加えた商品やレモン汁を加えて、塩味を引き立てた商品など、アイデアがこらされている。減塩塩に粉さんしょうやカレー粉などのスパイスを加えるのもおすすめだ。

結論

減塩というと難行苦行のように思えるかもしれないが、新しい調味料として減塩調味料を駆使してみてはどうだろうか。いままで普通に食べていた料理が、いつも以上に深みのある味わいになることも期待できる。
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  • 公開日:

    2017年12月18日

  • 更新日:

    2021年6月16日

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