1. 基本的な魚のおろし方
魚は大きさによっておろし方が異なるが、家庭で調理することの多い鯵や鯖など25cm位の大きさの魚は、「二枚おろし」または「三枚おろし」というおろし方をすることが多い。
二枚おろしは、中骨ありと中骨なしの身の2つにさばく方法で、三枚おろしは左身、中骨、右身という3つにさばく方法だ。二枚おろしは煮魚や焼き魚、三枚おろしはフライやソテー、刺身などを作る時に使われることが多い。
<手順>
(1)ぜいご(尾の付け根付近にある固い部分)を包丁で両面取る。
(2)胸ひれの後ろ辺りに包丁を入れて、頭を落とす。
(3)肛門から頭まで包丁を入れて、内臓をかき出す。お腹の中を水でよく洗い、ペーパータオルなどで水気をしっかりふき取る。
(4)尾びれを左に置いて、頭から尾の先まで包丁を中骨の上に添わせるようにして切る(→二枚おろし)。
三枚おろしの場合は、中骨の付いている身を裏返しにして、先ほどと同じように中骨の上に包丁を沿わせるようにして頭から尾の先までを切り、中骨を外す。
(5)細かい骨が多い腹骨の部分を、包丁で切り落とす。
二枚おろしは、中骨ありと中骨なしの身の2つにさばく方法で、三枚おろしは左身、中骨、右身という3つにさばく方法だ。二枚おろしは煮魚や焼き魚、三枚おろしはフライやソテー、刺身などを作る時に使われることが多い。
<手順>
(1)ぜいご(尾の付け根付近にある固い部分)を包丁で両面取る。
(2)胸ひれの後ろ辺りに包丁を入れて、頭を落とす。
(3)肛門から頭まで包丁を入れて、内臓をかき出す。お腹の中を水でよく洗い、ペーパータオルなどで水気をしっかりふき取る。
(4)尾びれを左に置いて、頭から尾の先まで包丁を中骨の上に添わせるようにして切る(→二枚おろし)。
三枚おろしの場合は、中骨の付いている身を裏返しにして、先ほどと同じように中骨の上に包丁を沿わせるようにして頭から尾の先までを切り、中骨を外す。
(5)細かい骨が多い腹骨の部分を、包丁で切り落とす。
2. 魚のおろし方のコツ
魚をおろす時には、以下の点にも気を付けたい。
- 切れる包丁を使う...切れない包丁を使っていると、魚をおろしにくいだけでなく、魚の身に余分な力がかかってしまう。これにより、鮮度が落ちたり、仕上がりの見た目が悪くなってしまったりすることがある。魚をおろす前には、包丁の状態を確認し、必要に応じて包丁を研いでから作業に取り掛かるようにしよう。
- まな板は適度に湿らす...魚をさばくと、魚の臭いがまな板に移りやすい。そこで、まな板を適度に湿らせておくことが大切だ。ただ、濡れすぎていると、魚に生臭さが移る原因にもなるので注意したい。固く絞った布巾でまな板を拭くようにすると、湿り具合を調整しやすい。
- 新鮮なうちにおろす...魚は鮮度が良いものほど身が固く締まっていて、古くなるほど身が柔らかくなる。そのため、初心者の方にとっては新鮮な魚のほうがおろしやすい。もしそれでも作業しづらいという場合には、冷蔵庫のチルド室で魚を冷やしてからおろすようにするのがおすすめだ。
3. 困った時は、調理サービスを利用
どうしても時間がない時や魚をおろすのが不安な時には、魚屋やスーパーの魚売り場などの「調理サービス」を利用するのも賢い方法だ。基本的には、その店で購入した魚をおろすサービスとして無料で行っていることが多いが、店舗によっては持ち込みの魚の調理も行っている。持ち込みの場合は、有料になるケースが多い。
サービス内容には、以下のようなものがある。
サービス内容には、以下のようなものがある。
- エラ・ウロコ取り
- 頭落とし
- お腹出し(内臓取り)
- 開き
- 二枚おろし、三枚おろし
- 切り身
- 冊の刺身のスライス
例えば、「はじめから自分で全部おろすのが心配」という方は、頭や内臓を取るところまでお店でやってもらうという方法もある。それだけでも、調理にかかるエネルギーをぐっと減らすことができる。
まずは、よく魚を購入するお店で調理サービスを行っているかどうか、チェックしてみよう。
まずは、よく魚を購入するお店で調理サービスを行っているかどうか、チェックしてみよう。
結論
「習うよりも慣れろ」という言葉があるが、魚をおろす作業もまさにそのひとつだ。今回ご紹介した基本的な手順は、一見難しそうに見えるかもしれないが、実際にやってみると意外に簡単にできるはずだ。ぜひ魚のおろし方をマスターして、新鮮な魚を美味しく食べよう!