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意外と知らない国産VS外国産ししゃもはどっちが栄養があるの?

意外と知らない国産VS外国産ししゃもはどっちが栄養があるの?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年6月16日

干物だがふっくらとした食感で、魚卵の旨みが口いっぱいに広がるししゃも。めざしなど他の干物とはまた違った味わいがある。骨ごと食べられるのでカルシウムも豊富。ししゃものことを知って美味しく食べてみよう。

  

1. ししゃもの産地や漁について

ししゃもは北海道南部の太平洋沿岸、釧路や十勝などで獲れる魚である。日本固有の魚で、体長は12~18cm、オスはメスに比べて大きく、産卵期には黒くなる。また、メスは産卵期でもそのままの色で、なかには下りししゃもとして再び海に帰り、翌年戻ってくるものもいる。一匹平均約8千個の卵を持っているという。漁期は10月~11月の間だけであり、非常に短い。
ししゃもは回遊魚なので産卵の時期に特定の河を遡上しようと集まってくるので、沿岸に集まってきたところを「ししゃもこぎ網漁業」という方法で漁獲する。産卵期でも味が落ちないのが特徴のひとつである。漁獲量は少なく、また、傷みやすいため鮮魚はほとんど出回らない。
そうして獲れたししゃもはよもぎの茎を口に通して塩干しにされる。このししゃもを吊るして寒風にさらす光景は「すだれ干し」と呼ばれ、釧路や鵡川の風物詩になっている。加工したてのししゃもは冬に出荷されるが、冷凍品が多いので一年を通していつでも食べられる。

2. ししゃも雑学

●語源はアイヌの伝説「柳の葉」

ちなみに、ししゃもの語源はアイヌ語の「柳の葉」である。アイヌの神様が飢餓に苦しむ人を助けようと、柳の葉をししゃもに変えたというアイヌの伝説がある。そのため、漢字では「柳葉魚」と書く。

●ししゃもに似ているが、ししゃもじゃない?

国内のスーパーマーケットなどで出回っている魚は、よく見ると「カラフトシシャモ」などと表示されている。実は近年、国産のししゃもの漁獲量は非常に少なく、年間1,300トンほどしか獲れない。ほとんどがカナダ産やノルウェー産であり、ししゃもに似ているが、ししゃもではなく「カラフトシシャモ(カペリン)」という別の魚なのである。その他、北海道産のキュウリウオという魚もししゃもの代用品として売られている。商品名は「子持ちししゃも」と書かれていることが多いので、ししゃもだと思って買ってしまう人もいるという。国産と輸入品を見分けるポイントは、皮の色がわかりやすい。国産ものは皮が飴色。輸入品はうろこが小さく皮が青みがかっている。また、国産ししゃもの価格は高く、輸入品の3倍ほどする。

3. 栄養と調理法、選び方など

●選び方

全体に色鮮やかで輝きがあり、卵がたっぷり入ってふっくらしたものを選ぶ。しかし、腹が割れているものは避けたほうがよい。冷凍ものは、表面がぬるぬるとした感触のものは避ける。

●保存法

保冷バッグに入れて冷蔵保存するか、すぐに食べない時はフリーザーバッグに入れて冷凍保存する。冷蔵保存で3日ほど、冷凍保存の場合2ヶ月ほどもつ。

●栄養

塩干しされたししゃもは丸ごと食べられるので、カルシウムをたくさん摂取できる。また、内臓に含まれるビタミンDはカルシウムの吸収を促進するのにも役立つ。ビタミンB2やビタミンEも多く、口内炎予防や老化防止にも効果があると言われている。さらに、タンパク質やマグネシウム、葉酸も含まれていて、多様な栄養が摂れる食品である。ちなみに、輸入もののカラフトシシャモのカルシウムやマグネシウム、ビタミンDの含有量は、国産のししゃもと変わらない。

●調理法

ししゃもの塩干しは、そのままフライパンで焼いたり青のりを混ぜた天ぷら粉をまとわせて天ぷらにしたり、いろいろな調理法で楽しめる。冷凍ものを料理する時は、全部解凍せずに半解凍にして焼く。全部解凍すると卵を抱えた腹のところから身が崩れてしまい、冷凍したまま焼くと中まで火が通りにくいからである。

結論

なかなか国産のししゃもにお目にかかるのは難しそうだが、どの種類も主な栄養価に変わりはない。粉チーズをパン粉に混ぜてフライにするなど、好みの調理法で楽しもう。
  • 公開日:

    2017年12月14日

  • 更新日:

    2021年6月16日

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