1. 洋梨の品種

ラ・フランス=洋梨じゃない!
洋梨は、ヨーロッパ原産の梨である。日本で梨と言えば一般的に"幸水"や"豊水"などの和梨を指すが、ヨーロッパや北アメリカ、オーストラリアなどでは洋梨の方が一般的である。和梨はリンゴのような球体であるのに対し、洋梨の形はいびつで縦長のものが多い。表面が凸凹としたものもある。また、シャキシャキした食感の和梨に対し、洋梨の食感はまろやかで柔らかい。そして、日本では洋梨は加工用としての需要が多いが、欧米ではケーキなどに使うだけでなくそのまま食べることも多い。このように、同じ梨であっても洋梨と和梨には相違点が多い。和梨に様々な品種があるように、洋梨にも数多くの種類がある。日本では"洋梨=ラ・フランス"と捉えられがちだが、ラ・フランスは洋梨の品種のひとつ。どのような品種があるのかを見てみよう。
日本で生産される洋梨Top3
① ラ・フランス
日本で生産される洋梨のうち、7割を占める。フランスで発見された品種だが、現在、ヨーロッパではほとんど栽培されていない。見た目はゴツゴツとしていてお世辞にも綺麗とは言えないが、豊かな甘さの中に軽い酸味が残る果肉はとても美味しく、まろやかな口当たりも魅力的だ。
② バートレット
国内第2位の品種であるが、生産量はラ・フランスの1割ほど。しかし、世界的には生産量の多い品種である。黄緑色の皮が熟すと黄色く変化する。形は縦長で、なめらかな食感。
③ ル・レクチエ
フランス生まれの品種。見た目が美しく、甘みも香りも強い特徴的な洋梨である。国内では新潟県で主に作られている。
この他にも、シルバーベル、オーロラ、ゼネラル・レクラークなど様々な品種がある。
日本で生産される洋梨のうち、7割を占める。フランスで発見された品種だが、現在、ヨーロッパではほとんど栽培されていない。見た目はゴツゴツとしていてお世辞にも綺麗とは言えないが、豊かな甘さの中に軽い酸味が残る果肉はとても美味しく、まろやかな口当たりも魅力的だ。
② バートレット
国内第2位の品種であるが、生産量はラ・フランスの1割ほど。しかし、世界的には生産量の多い品種である。黄緑色の皮が熟すと黄色く変化する。形は縦長で、なめらかな食感。
③ ル・レクチエ
フランス生まれの品種。見た目が美しく、甘みも香りも強い特徴的な洋梨である。国内では新潟県で主に作られている。
この他にも、シルバーベル、オーロラ、ゼネラル・レクラークなど様々な品種がある。
2. 簡単でおしゃれな洋梨おつまみ

梨を使ったスイーツは多く、タルトやチーズケーキなどに使われる梨のほとんどが洋梨である。今でこそ様々な品種の洋梨を見かけるようになり、また生で食べるようになったが、1980年代頃まで洋梨は主に加工用の果物として栽培されていたのだ。ここからは、洋梨を使ったレシピを紹介する。
洋梨と生ハムのおつまみ
① 洋梨を縦に4等分し、芯と皮を取り除く
② ①の洋梨を食べやすいサイズにカットする。生ハムで巻くので、細長い形がオススメ
③ クリームチーズを②の洋梨と同じくらいの大きさにカットする
④ 生ハムを広げてカットした洋梨を乗せ、その上にクリームチーズを乗せて巻く
② ①の洋梨を食べやすいサイズにカットする。生ハムで巻くので、細長い形がオススメ
③ クリームチーズを②の洋梨と同じくらいの大きさにカットする
④ 生ハムを広げてカットした洋梨を乗せ、その上にクリームチーズを乗せて巻く
- 材料は人数に合わせて調節する。生ハムの塩気が強いため調味料は必要ないが、黒こしょうを少し振ると大人の味付けに変身する。桃やリンゴなど、いろいろなフルーツを使うとより豪華なホームパーティーメニューになる。
洋梨とゴルゴンゾーラチーズのピザ
① 洋梨(1/2個〜1個)の皮を剥き、芯を取って薄めにスライスする
② 市販のピザシート(1枚)を広げ、①の洋梨・ゴルゴンゾーラチーズ(適量)・ピザ用チーズ(適量)を乗せる
③ 200℃に余熱したオーブンで10分焼く
④ オーブンからピザを出し、好みでオリーブオイルや黒こしょう、はちみつなどで仕上げる
② 市販のピザシート(1枚)を広げ、①の洋梨・ゴルゴンゾーラチーズ(適量)・ピザ用チーズ(適量)を乗せる
③ 200℃に余熱したオーブンで10分焼く
④ オーブンからピザを出し、好みでオリーブオイルや黒こしょう、はちみつなどで仕上げる
- 他のフルーツや野菜と合わせて、工夫して作ってみよう。子供と調理するときには、市販のピザシートを使用せずにピザ用の強力粉などを使って生地から作るともっと楽しめるだろう。
3. 簡単で美味しい洋梨スイーツ

洋梨を使ったスイーツは数多い。ここでは、自宅で簡単にチャレンジできる洋梨スイーツを紹介する。
洋梨のタルト
① 生クリーム(160mL)・卵(L玉1個)・砂糖(25g)・薄力粉(大さじ2)をボウルに入れ、泡立て器でよく混ぜる
② 洋梨の芯と皮を取り除き、5mm~7mmほどの厚さにスライスする
③ 市販のタルト生地に②の洋梨を並べる。少しずつずらしながら並べると均一に仕上がる
④ ①のクリームを流し入れ、170℃に余熱したオーブンで35分焼く
⑤ オーブンの温度を160℃に下げ、更に5分~8分焼いて完成
② 洋梨の芯と皮を取り除き、5mm~7mmほどの厚さにスライスする
③ 市販のタルト生地に②の洋梨を並べる。少しずつずらしながら並べると均一に仕上がる
④ ①のクリームを流し入れ、170℃に余熱したオーブンで35分焼く
⑤ オーブンの温度を160℃に下げ、更に5分~8分焼いて完成
- 市販のタルト生地を使うと失敗が少なく簡単に仕上がるが、タルト生地は無塩バター・砂糖・卵・薄力粉の4つの材料で作ることができるため、時間があるときには生地から作ってみよう。
洋梨のフール
① 洋梨(3個)の芯と皮を取り除き、小さめにカットする
② ①の洋梨と牛乳(75mL)をミキサーに入れ、ピューレ状になるまで混ぜる
③ ボウルに生クリーム(200mL)と砂糖(25g)を入れ、泡立て器で7分泡立つまで混ぜる
④ ③に無糖ヨーグルト(100g)を加えて混ぜる
⑤ ④のボウルに②のピューレを加え、軽く混ぜて完成
② ①の洋梨と牛乳(75mL)をミキサーに入れ、ピューレ状になるまで混ぜる
③ ボウルに生クリーム(200mL)と砂糖(25g)を入れ、泡立て器で7分泡立つまで混ぜる
④ ③に無糖ヨーグルト(100g)を加えて混ぜる
⑤ ④のボウルに②のピューレを加え、軽く混ぜて完成
- フールとは、フルーツのピューレと泡立てたクリームを混ぜたイギリスのデザートである。②の工程で牛乳の代わりに水を入れると、よりあっさりと仕上がる。
結論
サラダやデザートの材料として幅広く使える洋梨について解説した。普通の梨よりも調理に向く洋梨。ピザやタルトなど様々なレシピを紹介したが、初心者にはアイスクリームやヨーグルトに添えると美味しいコンポートもオススメだ。週末のお菓子作りに、ぜひお試しあれ。