1. キッシュの生まれ故郷

アルザス生まれ
キッシュは、フランス、アルザス・ロレーヌ地方の郷土料理。パイやタルト生地で作った器の中に、卵と生クリームでできたアパレイユと呼ばれるソース、野菜などを流し込み、チーズを乗せて焼いたもの。ちなみにアルザス・ロレーヌ地方はドイツと隣接する地域。フランスが発祥と言われているが、ドイツにも同じような料理が存在する。
洋風茶碗蒸し!?
タルトやパイ生地に流し込まれているが、中身の口当たりはまるで茶碗蒸しのよう。家庭料理として親しまれてきたので、具材に特に決まりはなく、シンプルに玉ねぎとベーコンだけのものもあれば、残り野菜を入れて彩りよく作られることもある。
冷凍パイシートで
タルトやパイ生地から作るのも良いが、なかなか難しいという場合は、ベースは市販のものを使うとより簡単にキッシュにトライできる。夕食にはもちろんだが、一切れでしっかりとお腹にたまるので、朝ごはん、ブランチやおやつにもぴったりだ。
2. 簡単な作り方

3ステップ
キッシュはとてもシンプルな料理。たった3ステップで作ることができる。
- パイ型を用意する
- 具材を炒める
- アパレイユを注ぎ、焼き上げる
詳しい作り方
パイシートを常温に10分ほど置き解凍し、打ち粉をした台の上で伸ばす。型に貼り付け、冷蔵庫に入れておく。バターを溶かしたフライパンで具材を炒め、型に散らす。卵と生クリームをボウルで混ぜ、塩胡椒とナツメグを振り、型に注ぎ入れてチーズをのせ、オーブンで焼く。
ちなみにタルト型で焼かれるイメージが強いが、実はどんな型でもOK。フランスでは、耐熱皿などで作られることも多い。また小さなココットに作るのもおすすめだ。チーズはグリュイエールチーズを使うのが基本。ただ手に入らなければ、普通のピザ用チーズでも大丈夫だろう。
ちなみにタルト型で焼かれるイメージが強いが、実はどんな型でもOK。フランスでは、耐熱皿などで作られることも多い。また小さなココットに作るのもおすすめだ。チーズはグリュイエールチーズを使うのが基本。ただ手に入らなければ、普通のピザ用チーズでも大丈夫だろう。
3. 美味しい組み合わせ

玉ねぎとベーコン
基本の組み合わせとも言えるのが、玉ねぎとベーコン。ドイツでは、この組み合わせのキッシュを新酒と一緒に食べるならわしがあるそうだ。
ほうれん草とベーコン
この組み合わせも人気。緑黄色野菜であるほうれん草を入れることで、よりバランスの取れた一品に。さらに、緑が美しく映えるので、見栄えも◎。
きのことアンチョビ
旬のきのこは、アンチョビと合わせると香りがより引き立ち、大人の味に。白ワインとの相性も抜群だ。きのこは数種類組み合わせると良い。
ブルーチーズとスモークサーモン
これは大人の味のキッシュ。シャンパンや白ワインとの相性も良く、こなれて見えるのでお持たせにもぴったりだ。
ネギとハム
和物の野菜も意外と相性が良い。特におすすめなのは、長ネギ。大振りに切って、じっくりと火を通せば、ジューシーな仕上がりになる。ハムやベーコンと合わせると良い。
4. 持ち寄りに喜ばれる理由

美味しさ長持ち
焼きたてはもちろんだが、時間が経つと全体が馴染み、また美味しい。さらにオーブンで温め直しが簡単にできるので、その場で食べなくてもOKだ。ベースが卵と生クリームなので、多くの人に好かれる。子供にも喜ばれる確率が高い。
料理上手に見える
キッシュの良いところは、こんなに簡単に作れるのにプロっぽい味、見た目に仕上がること。ホールのままなら、さらに華やかだ。持ち寄りパーティーやギャザリングに持っていけば、一目置かれるはず。
お酒に合う
キッシュは、食事としてだけでなく、ワインやシードルなどに合わせると格別。特に白ワインやシャンパンなどの発泡性アルコールとのペアリングは最高だ。具材に、サーモンやブルーチーズを入れるとよりお酒のアテにぴったりだ。
結論
フランスやドイツの家庭で親しまれてきたキッシュ。残り野菜がグッと美味しく食べられるので、ぜひ家庭でもトライしてほしい。オーブンを使うので、これからの冬に向けてぴったりのレシピだ。