1. 冬はセロトニンが減少しがち!?

セロトニンは、別名「5-水酸化トリプタミン」と呼ばれるアミン系の化合物で、神経伝達物質のひとつ。私たちの体に約10mg含まれ、脳に関係する物質と思われがちだが、大部分は消化管に存在している。脳に存在するのは、わずか1~2%。気分以外にも、腸の働きを助けたり、出血を止まりやすくしたり、といった働きを持っている。
セロトニンを増やす方法はいくつかあるが、代表的なのが「太陽の光を浴びる」こと。日光を感じると目から脳に信号が出されて、脳内のセロトニン合成が活発になる。しかし冬は日照時間が少ない上に、寒いこともあって外に出る時間が短くなりがち。体内のセロトニンも減少しやすい季節なのだ。
セロトニンを増やす方法はいくつかあるが、代表的なのが「太陽の光を浴びる」こと。日光を感じると目から脳に信号が出されて、脳内のセロトニン合成が活発になる。しかし冬は日照時間が少ない上に、寒いこともあって外に出る時間が短くなりがち。体内のセロトニンも減少しやすい季節なのだ。
2. セロトニンアップにバナナを

積極的にセロトニンを増やしたい冬。実は身近な果物であるバナナがいいという。その理由はなんなのだろうか。
セロトニンを増やすには
セロトニンを増やすために必要なのが、「トリプトファン」という物質。しかしそれだけではセロトニンは合成されず、ビタミンB6と結びつくことではじめてセロトニンが作られる。
バナナはビタミンB6の宝庫
そこでぜひ摂りたいのが、バナナ。バナナにはトリプトファンも含まれているが、実はそれほど多くない。それよりも注目すべきは、ビタミンB6の含有量。その他の果物に比べてもダントツに高く、100gあたり約0.4mgのビタミンB6を含む。バナナはどこでも安価に手に入るため、気軽に摂取しやすい点でもセロトニンアップにおすすめの食材といえる。
3. バナナ+牛乳でさらに効果大

セロトニンを増やすためのバナナの食べ方でおすすめなのが、牛乳と一緒に食べること。牛乳には100gあたり42mgのトリプトファンが含まれている。ビタミンB6を含むバナナとの組み合わせは、セロトニンアップにぴったりなのだ。牛乳とバナナは、味の相性もばっちり。朝食に一緒に食べるだけでも良いし、バナナと牛乳をミキサーにかけてバナナミルクにしても美味しい。一日一本のバナナ+牛乳を習慣にしてみよう。
結論
年度末にかけて仕事が忙しくなったり、ただでさえストレスが溜まりがちな冬。バナナを積極的に食べることで、幸せホルモンセロトニンをアップさせて笑顔で乗り切ろう。バナナと牛乳のほっこり甘い味は、それだけでも癒されるものだ。