1. 「立春大吉」の名がつく食べ物

立春に食べる食べ物には、「立春大吉」と名前のつくものがいくつかある。立春大吉とは、立春の日の早朝、禅寺の入り口の左右に貼るお札に書かれた文字のことである。
「立春大吉」は左右対称の文字であるため、裏から見ても「立春大吉」と読める。このことから、もし立春大吉のお札が貼ってある入り口から鬼が入っても、振り返った時に、表から見るのと同じように文字が見えるため、鬼がまだ家の中に入っていないと勘違いして帰っていくと考えられ、厄除けとして用いられている。
「立春大吉」は左右対称の文字であるため、裏から見ても「立春大吉」と読める。このことから、もし立春大吉のお札が貼ってある入り口から鬼が入っても、振り返った時に、表から見るのと同じように文字が見えるため、鬼がまだ家の中に入っていないと勘違いして帰っていくと考えられ、厄除けとして用いられている。
- 立春大吉豆腐
豆腐は昔から、「邪気を追い祓うほどの霊力が宿る」と言われており、体を清める力があるとされていた。
そこで立春にも立春大吉豆腐を食べる習慣がある。さらに豆腐は立春だけでなく、その前日の節分にも豆腐を食べるといいとされている。節分に豆腐を食べると、罪穢れが祓われ、翌日の立春にも豆腐を食べると、清められた体に幸せがやってくると言われている。 - 立春大福
おめでたい日に紅白まんじゅうを食べるように、餅は昔から縁起の良い食べ物とされてきた。
そのため、餅を使った大福も縁起の良い食べ物とされていて、立春のために「立春大福」という名前で販売される大福もよく見かける。 - 立春大吉餅
立春の日には立春大福を食べるが、有名な和菓子店「赤福」では、立春大吉餅という名前で大福が販売される。箱入りの立春大吉餅も用意されているので、手土産にも喜ばれるだろう。黒大豆とこしあんを包んだ大福と、大豆とこしあんを包んだ大福にきな粉をまぶした2種類の豆大福がセットになっている。
本店とEXPASA御在所上り赤福茶屋の2店舗では、福茶も用意されている。梅の実と昆布の入った福茶は、立春のお茶や福を招くお茶と言われているので、立春大吉餅とともに飲むのがおすすめだ。
2. 立春に食べる生菓子やお酒

- 立春朝搾り
おめでたい日には、お酒を飲むのも定番である。立春朝搾りは、まさに立春のためだけに作られたお酒である。
立春の日に最も良い状態で飲めるように仕込まれたお酒を立春の日の早朝に搾る。そして搾ったばかりの新酒を神主さんにお祓いしてもらい、その日のうちに店頭に並べるという大変貴重なお酒である。
立春朝搾りのお酒を販売している蔵元は大変少ないので、事前に予約しておくことをおすすめしたい。 - 立春生菓子
朝生菓子とは、朝に作ってその日のうちに食べる生菓子のことである。
立春朝生菓子は、立春の日の朝に作った生菓子で、その日のうちに食べると縁起がいいとされている。桜餅やうぐいす餅などが食べられることが多い。
3. そもそも立春とは

最後に、そもそも立春とはなんなのかを説明しておこう。
節分と立春を同じと考えている人もいるかもしれないが、それは間違いだ。正しくは、2月3日が節分、翌日の4日が立春である。
春分、立冬、夏至、冬至などの言葉は暦の上でよく聞くが、これは二十四節気と呼ばれるもので、清明、穀雨など、馴染みのないものも含めて24つある。立春も二十四節気の一つで、昔はこの日から春が始まるとされていた。
節分は節を分けるという意味なので、実は立夏、立秋、立冬の前日も節分である。しかし、ご存知の通り、現在では特に立春の前日のことを節分と呼ぶことが一般的である。
節分と立春を同じと考えている人もいるかもしれないが、それは間違いだ。正しくは、2月3日が節分、翌日の4日が立春である。
春分、立冬、夏至、冬至などの言葉は暦の上でよく聞くが、これは二十四節気と呼ばれるもので、清明、穀雨など、馴染みのないものも含めて24つある。立春も二十四節気の一つで、昔はこの日から春が始まるとされていた。
節分は節を分けるという意味なので、実は立夏、立秋、立冬の前日も節分である。しかし、ご存知の通り、現在では特に立春の前日のことを節分と呼ぶことが一般的である。
結論
節分よりもイベントとしては馴染みの薄い立春ではあるが、立春の日に食べると縁起がいい食べ物がさまざまあることがおわかりいただけたと思う。
今年は節分だけでなく、立春の食事にも気を使ってみてはいかがだろうか。
今年は節分だけでなく、立春の食事にも気を使ってみてはいかがだろうか。