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日本と真逆!?中国では料理を少し残すのがマナー

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

2018年9月21日

中国では、「もう十分いただきました」というニュアンスで食べ物を残すのが礼儀という。そのほか、円卓で気をつけたいマナーや日本における「中国料理」と「中華料理」の違いなど、中国料理に関する料理小噺を紹介する。

1. 小噺1:中国では料理を残すマナーがある?

中国では、料理をごちそうになる場合、皿に少し食べ残すというマナーがある。これは、出て来たものが十分量であることを示し、「お腹いっぱいで満足です。こんなにたくさんありがとうございます。十分いただきました」という意味で、ごちそうになったことに対する礼儀であるそうだ。
全部食べると、「まだ足りないからもっとください」と受け取られ、失礼にあたることも。
ゲストには余りあるくらいお腹一杯になってもらうのが中国流のおもてなしであり、皿が空になっていると、足りなかったことを心配する。また、たくさんの料理が残っていると、「口に合わなかった」を意味してしまう。
しかし、逆に日本人が残さないのを美徳としていることを知っている中国人は、皿が空になった場合は、即座に追加をオーダーするのではなく、料理が足りなかったかどうかを確認してくれることもあるという。
ケースバイケースではあるが、中国の店ではテイクアウトができる仕組みになっていることが多いため、満足するまで食べ、残りは持ち帰るというスタイルが一般的のようだ。これは、「持ち帰りたいほど料理がおいしくて気に入った」という礼儀の延長とする向きもある。食べ物を大切にする気持ちを示すとして、喜ばれるようだ。

2. 小噺2:円卓のマナー

中国料理を食べに行くと、円卓となっており、座る場所や回転台を回す方向などにも迷うことがあるだろう。実は、全てに決まりがある。ここでは円卓のマナーについて解説しよう。
席次のマナー:円卓にも席次があり、ゲストや一番目上の人など主賓が一番の上座に、招待主や目下が下座に座る。基本的には出入り口から一番遠いところが上座で、出入り口に一番近いところが下座であるのは日本料理とも同じだが、景色がよく見える席が上座にされていたり、北の方角が上座とされていたりと、店によっても上座が設定されていたりするので、招待主となる場合は、店側にあらかじめ確認しておくのがよいだろう。
ちなみに中国料理では男女の優先というのは特にないようだ。
回転台のマナー:料理の皿が置かれている回転台は時計回りに回すのが基本だが、すぐ左側に取りたい料理がある場合は一周回すのではなく逆回転させてもよい。他の人が料理を取っていないタイミングを見て、食器がぶつからないように静かに回すことがポイントだ。
料理の取り方のマナー:料理は上座の人から取り分ける。主客の分を取ってから自分の分を取る場合もある。最初の一口は一緒に食べ始めるのがマナーのため全員が取り分けるのを待つ。

3. 小噺3:中国料理と中華料理

日本でチャイニーズ料理を食べる時、「中国料理」と「中華料理」の2種類があるのをお気づきだろうか。日本では、本場中国本来の料理を高級料理として区別したものを「中国料理」、日本人の好みに合わせて、アレンジ・進化させた独自の料理を「中華料理」とよぶ傾向がある。
中国料理では、中国の地方ごとの料理を、四大中国料理として分類する事が多い。
北方系(北京料理など):宮廷料理の流れを汲み、高級料理や宮廷に出すために中国全土の名物料理が集められている。北京ダック、水餃子、ピータンなど。
西方系(四川料理など):唐辛子や山椒などの香辛料を多く使うのが特徴。麻婆豆腐、乾焼蝦仁、坦々麺など。
南方系(広東料理など):珍味などが多く、点心を食べながらお茶を飲む飲茶という食文化がある。燕の巣の料理、ふかひれ料理、点心など。
東方系(上海料理など):沿岸部の上海地域では、魚介類が多く使われており、味付けも薄味傾向。西洋の食文化の影響も受けている。八宝菜、上海ガニの蒸しガニ、小籠包、ワンタンなど。
一方、日本人好みに発展してきた中華料理は、本場中国ではないような日本独自の料理がある。味付けや食べ方などが中国のものとは異なる場合が多い。
ラーメン、冷やし中華、エビチリ(エビのケチャップ煮)、天津飯、焼き餃子や回鍋肉など。これらは、日本人好みの味や食べ方、手に入りやすい材料などで、本場の中国料理をアレンジして発展してきた、別の食べ物と考えた方がよいようだ。

結論

中国で食事に招かれた時には、料理を少し残すことが、「十分もてなされて感謝します」といった意味となる。しかし、食べ物を大切に思う心は世界共通である。食べきれない料理はテイクアウトを頼むようにすると、料理を残すことに対する罪悪感は感じずにすむだろう。
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