1. 野菜の分類~葉野菜の種類は?

毎日の食事に欠かせない野菜。日本ではおよそ150種類~200種類もの野菜が栽培されており、それらを大きく分類すると "果菜類""葉茎類""根菜類"の3種となる。今回のテーマである葉野菜は、葉茎類に含まれる。まずは、身近な野菜がどの種類に属するのかを知っておこう。
果菜類
果菜類には、穀物類・マメ類・発芽野菜・果実的野菜なども含まれる。
① 果菜類
ナス、トマト、ピーマン、パプリカ、かぼちゃ、きゅうり、など
② 穀物類
とうもろこし
③ マメ類
ダイズ、枝豆、インゲン豆、ごま、など
④ 発芽野菜
もやし、カイワレ大根、など
⑤ 果実的野菜
いちご、スイカ、メロン、など
① 果菜類
ナス、トマト、ピーマン、パプリカ、かぼちゃ、きゅうり、など
② 穀物類
とうもろこし
③ マメ類
ダイズ、枝豆、インゲン豆、ごま、など
④ 発芽野菜
もやし、カイワレ大根、など
⑤ 果実的野菜
いちご、スイカ、メロン、など
葉茎類
葉茎類は、葉菜類・茎菜類・花菜類に分けられる。
① 葉菜類
キャベツ、小松菜、セロリ、白菜、レタス、ルッコラ、ほうれん草、春菊、チンゲンサイ、ニラ、野沢菜、パセリ、水菜、など
② 茎菜類
アスパラガス、たけのこ、ネギ、玉ねぎ、ニンニク、など
③ 花菜類
ブロッコリー、カリフラワー、など
① 葉菜類
キャベツ、小松菜、セロリ、白菜、レタス、ルッコラ、ほうれん草、春菊、チンゲンサイ、ニラ、野沢菜、パセリ、水菜、など
② 茎菜類
アスパラガス、たけのこ、ネギ、玉ねぎ、ニンニク、など
③ 花菜類
ブロッコリー、カリフラワー、など
根菜類
根菜類には、イモ類も含まれる。
① 根菜類
カブ、大根、ゴボウ、生姜、ニンジン、レンコン、など
② イモ類
さつまいも、里芋、ジャガイモ、など
① 根菜類
カブ、大根、ゴボウ、生姜、ニンジン、レンコン、など
② イモ類
さつまいも、里芋、ジャガイモ、など
2. 葉野菜の保存方法

葉野菜に限らないが、野菜を冷蔵庫で保存する場合には、基本的にジッパー付きの保存袋に入れる。冷蔵庫の野菜室にそのまま入れてしまいがちだが、野菜の酸化と臭い移りを防ぐために、しっかりと密封して保存しよう。また、野菜が栽培されている状態に近づけることで、更に鮮度を保つことができる。
ほうれん草や小松菜など
ほうれん草や小松菜などは、できれば立てて保存しよう。霧吹きで軽く湿らせ、キッチンペーパーなどで包んでからプラスチック製の保存袋に入れる。立った状態で安定させるには、上部をカットした牛乳パックなどをスタンドとして使うと良い。
キャベツやレタスなど
キャベツやレタスは芯をくり抜き、湿らせたキッチンペーパーをつめる。プラスチック製の保存袋に入れ、芯側を下にして置く。
白菜
白菜は、丸ごとの場合は新聞紙に包んで陽の当たらない涼しい場所で保管。小さくカットしたものはプラスチック製の保存袋に入れ、通気口を少し開けて冷蔵庫の野菜室で保存する。
セロリ
セロリを保存する際は、葉の部分と茎を別々に保存する。これは、葉が茎の養分を吸ってしまうためである。別々にキッチンペーパーに包んでプラスチック製の保存袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存。茎は立てておくと尚良い。
3. 葉野菜を長期保存する時は?

長期保存の必要性
日本で捨てられる食品の量は多い。国民一人当たりの食品廃棄量は、なんと日本が世界一である。年間廃棄量は全体で約500万~800万トン。1人当たりに換算すると、1日1人1個〜2個のおにぎりが毎日捨てられている計算だ。食べられるのに捨てられてしまう食品を減らすためには、家庭での意識が大切。安全性や美味しさを重視しながら勿体無い廃棄を減らすには、食品の保存が必要不可欠である。例えば、キャベツ1玉を購入して半分使い、残りの半分を保存していたが使わずに鮮度が落ちて捨ててしまう、このようなことは日常に起こりうる。しかし、正しい保存方法を知っていれば、捨てずに使い切ることができるかもしれない。食品の保存は、廃棄食品を減らすだけでなく家計を助けてくれるメリットもある。
葉野菜の冷凍保存方法
葉野菜を冷蔵保存する方法について解説したが、より長く保存する場合は、冷凍保存が必要である。野菜を冷凍すると水分が凍り、解凍した時に水っぽくなったりスカスカになったりして美味しくない。そのまま冷凍できる野菜もあるが、葉野菜は簡単に下処理してからの冷凍がオススメ。葉野菜を軽く塩茹でして水を切り、小さくカットしてラップに包む。冷凍庫で急速冷凍し、完全に凍ったらプラスチック製の保存袋で冷凍保存する。キャベツや白菜などは、ざく切りにして塩でもみ、保存袋に入れて冷凍しても良い。
結論
葉野菜の正しい保存方法について解説した。我々の体にとって、野菜は重要な栄養源である。できれば新鮮なうちに食べたいが、食べきれない場合には冷蔵、または冷凍保存し、食べきることが大切だ。健康的な食生活と同時に、食べ物を無駄にしないことも意識しよう。