1. ホワイトカカオとは
ホワイトカカオはその名の通り、真っ白い実をつけるカカオのこと。一般的なカカオポッド(カカオの実)を割ってみると、カカオパルプ(果肉)に包まれたカカオ豆(種子)が紫色であるのに対し、ホワイトカカオの場合はカカオ豆が真っ白である。
他の品種とほとんど交配することなく、古くからの遺伝子を受け継いでいるといわれている。純粋な品種がほとんど存在しないカカオの原種にもっとも近いとか。表面が白いカカオのうち、中まで白いのは3~4割ほど。クリオロ種という貴重な木の中でも、1000本に1本あるかどうかというほど。とてもレアなカカオなのだ。
他の品種とほとんど交配することなく、古くからの遺伝子を受け継いでいるといわれている。純粋な品種がほとんど存在しないカカオの原種にもっとも近いとか。表面が白いカカオのうち、中まで白いのは3~4割ほど。クリオロ種という貴重な木の中でも、1000本に1本あるかどうかというほど。とてもレアなカカオなのだ。
2. ホワイトカカオの産地
カカオは、赤道の南北緯度20度以内、年間平均気温27℃以上の高温多湿な地方で栽培される。カカオ豆の4大産地といえば、ガーナ、コートジボワール、ベネズエラ、エクアドル。日本に輸入されるカカオ豆の多くが、この4つの国からだ。
ホワイトカカオの主な産地は、メキシコやペルーなど。中南米でも一部の地域でしか採れない。通常のカカオは標高600m以上では成長しないが、ホワイトカカオは標高1000m以上の高度で実をつける。
ホワイトカカオの主な産地は、メキシコやペルーなど。中南米でも一部の地域でしか採れない。通常のカカオは標高600m以上では成長しないが、ホワイトカカオは標高1000m以上の高度で実をつける。
3. ホワイトカカオの味わい
一般的なカカオ豆の紫色の主な成分はポリフェノール。これがチョコレートをかじった時に感じる、苦みや渋みの元になっている。一方ホワイトカカオの中身は、このポリフェノールがほとんど含まれていないため、苦みや渋みがなく、カカオ本来の味を感じることができる。
一般的なカカオ豆は苦みが強く、そのままでは食べられないが、ホワイトカカオの豆はそのままでも食べられるくらい。旨味やコクもあり、マイルドな味わいが特徴だ。
一般的なカカオ豆は苦みが強く、そのままでは食べられないが、ホワイトカカオの豆はそのままでも食べられるくらい。旨味やコクもあり、マイルドな味わいが特徴だ。
4. ホワイトカカオを使ったチョコレート
そんなに貴重なカカオから作ったチョコレート、ぜひ食べてみたい。いくつかのメーカーやショコラティエで作られていて、その風味を活かすためシンプルなビーントゥバーが多い。数量限定の場合も多いので、見つけたらぜひ購入してみよう。
ちなみに見た目も白いホワイトカカオだが、焙煎すると通常のカカオと同じように茶色に変わる。そのため、できあがったチョコレートは茶色のダークチョコで、決してホワイトチョコになるワケではない。
ちなみに見た目も白いホワイトカカオだが、焙煎すると通常のカカオと同じように茶色に変わる。そのため、できあがったチョコレートは茶色のダークチョコで、決してホワイトチョコになるワケではない。
結論
カカオ本来の味を味わえるホワイトカカオ。幻といわれるだけあって、なかなかお目にかかれることも少ないが、もし出会ったら迷わず購入してみたい。