1. 麺類色々
ランチの定番
焼きそば、ラーメン、パスタ、そばにうどん...日本の食文化にすっかり馴染んでいる麺類。ランチの定番という人も多いのではないだろうか?サッと食べられて、ワンプレートで完結。さらに満腹感が得られる麺類は、頼れる存在だ。
小麦由来の麺類
焼きそばやラーメン、パスタ、うどんは小麦由来の麺類。小麦は紀元前7000年ころ西アジアで栽培され始めたと言われている。その後シルクロードを渡り、中国、そしてヨーロッパへと伝わったとされている。うどんは、日本で発展した麺類の一つで室町時代にはすでに現在と同じような製法が確立されていたようだ。
江戸時代の人気食
対してそばは蕎麦粉を使用した麺類。蕎麦自体は、奈良・平安時代には、すでに存在していたようで、痩せた土地でも育つ穀物として広く栽培されていた。この頃は、麺状ではなく、そばがきのようなものが主流だったとされている。これが、江戸時代になると小麦粉をつなぎにしたそばが生まれ、さらに形態も麺状に変化。細めのそばをすするのが粋な江戸っ子と大ブームを巻き起こした。
2. 中華麺のアレンジレシピ
焼きそば麺→あんかけ焼きそば
どうしてもマンネリしがちな麺類は、ちょっとした工夫で新鮮な味わいに変化する。我が家でよく作るのが、かた焼きそば。焼きそば麺を多めの油で両面焼き付け、その上でにあんかけをかけるというもの。麺は少し押し付けながら焼くといい。カリカリと焦げ目がついたら、皿に乗せ、お好みの具材を炒め、鶏がらスープの素、醤油、酒、砂糖で味付け、水溶き片栗粉でとろみをつけたあんかけを乗せるだけ。
醤油ラーメン→酸辣湯麺
市販の醤油ラーメンは一手間加えると酸辣湯麺に早変わり。鍋にスープと表示通りの水を入れ、温める。温まったところで刻んだニラやネギを入れる。火が通ったら、一旦火を止め、水溶き片栗粉を投入。弱火にし、ゆっくりとろみがつくまでかき混ぜ、溶き卵1個分、ラー油小さじ1、お酢大さじ1を入れ、卵がふんわりしたら火を止める。表示通り茹でた麺にかけて出来上がり。食べるラー油などをトッピングするとさらに本格的な味わいに。
3. うどん、そばのアレンジレシピ
稲庭うどん→パッタイ風
パッタイは、タイで作られる焼きそばでセンレックと呼ばれる細いライスヌードルを使うのが一般的。形状と喉越しが似ている稲庭うどんなら、代用が可能。具材は、豚肉やえび、ニラ、もやしなどを用意。ニンニクと鷹の爪、油で炒め、茹でた後、冷水で締めて水気を切った稲庭うどんを投入。ナンプラー大さじ1、ケチャップ大さじ1/2、醤油小さじ1で味付け、ピーナッツやパクチー、ライムを添えれば出来上がり。
温そば→ネギ和え麺
ホームパーティーや鍋のシメにも喜ばれる、簡単で美味しいネギ和え麺。作り方はとても簡単。表示通り茹でたそばは、湯を切り、冷水で締めずにボールに入れる。斜め切りにしたたっぷりのネギとごま油大さじ1と1/2をまわしかけ、醤油かだし醤油で味付けするだけ。仕上げに一味唐辛子をたっぷりと振れば出来上がり。
つけつゆアレンジ
ざるそばやざるうどんのつけつゆは、具材を少し加えるだけで、新鮮味がぐっと増す。簡単なので、アレンジ初心者にもおすすめだ。めんつゆに刻んだトマトと紫蘇、オリーブオイルをプラスしたものや炒めたニラと豚肉をカレー粉とめんつゆで味付けした、具沢山つけつゆは我が家でも大人気。
結論
麺類は、目先を変えてアレンジするとマンネリせず、より美味しく食べることができる。和洋折衷、固定概念とらわれることなく、アレンジを楽しんでみよう。