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世にも不思議な食べるお茶?乳酸菌も含んでいる!?タイの噛み茶・ミアン

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2018年3月28日

世界には不思議な食べ物や飲み物が本当にたくさんある。いったい誰が生み出して、誰がそれを食べたり飲んだりしようとしてきたのか・・・。たとえば納豆やチーズのような発酵食品は今でこそ当たり前の食べ物だが、はじめて作って食べた人に対して敬服せざるを得ない。今回はそのなかでも世界でも珍しいタイに伝わる噛むための発酵茶・ミアンという発酵食品にスポットをあててみよう。

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1. タイに伝わる噛む発酵茶・ミアン

噛み茶・ミアンとは

今回スポットをあてるミアンとはお茶の一種だ。お茶と言っても、多くの人が想像するような煎茶とは違う。ミアンの特徴はふたつ。"飲み物ではなく、食べる(噛む)ためのお茶である"ということと、"お茶そのものを発酵させている"ということだ。

ミアンはどのような時に食べられる?

ミアンという噛み茶はタイ北部を中心に昔から親しまれてきたものだ。食後、来客に対して提供したりされたりする。私たちの想像する「飲むお茶」と似たような使われ方をしている。

他にも祭事における供物や参列者への提供、農業などにおいては精力増強などにも用いられている。一種の気付け薬的な役割としても使われているのは、ミアンに含まれるカフェインと関係しているのかもしれない。身近な例でいえば、どちらかというと作業中に眠気覚ましに濃いコーヒーを飲むような感覚にも近いのだろう。

このミアン茶が盛んなタイ北部にはもともと喫茶文化、つまり茶を飲む習慣がないのだという。加えていえばミアン自体が文化的に喫茶文化よりも昔から存在するという見方が一般的だ。

ミアンの食べ方

ミアンは食後に岩塩やショウガとともに食べられることが多い。お茶を飲むものとして考えている私たちにとっては想像もつかない食べ方だ。このような嗜み方が、私たちがお茶を飲み物として嗜んできた歴史よりはるか昔からある、長い歴史を持った文化であるということは非常に興味深いことでもある。

2. 噛み茶・ミアンに隠されていた健康への布石

ミアンは現地の人たちにとっては健康のためのアイテムとしても認識されているという。風邪や虫歯に対する予防策としてや、疲労回復、気付けとしても親しまれてきた。

ミアンの茶葉にはカフェインが含まれていることは先ほど述べたが、近年の研究において、ミアンに含まれる乳酸菌にも注目が集まっている。ミアンには乳酸菌b240という乳酸菌が含まれていることが分かっている。この乳酸菌は身体の免疫力を高めて風邪予防にも効果的だと考えられている。

民間療法として健康のために用いられてきた噛み茶・ミアンのもつ健康効果は近年になって科学的にも証明されたことになる。

3. 噛み茶ミアンの作り方

いったい噛み茶・ミアンはどのように作られているのだろうか。
その製法はこうだ。ツバキ科植物ミアンの大きく立派な葉を摘み取ってかさねあわせて蒸し器で蒸す。それをツボに隙間なく詰め込んで行き、塩や水を加えて発酵熟成させていく。数か月から一年ほど寝かせて完成する。ミアンはいわば漬物に近い。
噛みしめると苦味が溢れるが、タンニンやカフェインによる覚醒効果でガムのような役割も果たす。熟成の進んだものは酸味も伴った独特の香味を持っているという。

結論

タイに伝わるミアンという噛み茶。食べるお茶は、実は私たちが日ごろ親しんでいる飲むお茶よりも昔から存在していたものだった。なかなか日本で楽しむ機会は少ない噛み茶・ミアンだが、そのようなお茶があるという事実を知るだけでも好奇心がくすぐられるように感じる。
もし機会があったらいつかどこかで楽しんでみたいものだ。

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