ホームパーティーで差をつける！皿3枚持ちをマスターしよう

飲食店に勤務したことのある人であれば、すでにマスターしている方も多いかもしれない皿3枚持ち。片手に3枚のプレート皿をのせ、もう片方の手に皿を持って運べば一度に4枚のお皿を持って配膳する事が出来る。おぼん(トレンチ)に4枚のお皿を乗せようと思うとそれなりの幅をとってしまうし、わざわざおぼんに乗せて降ろす手間がないので非常にスムーズだ。

忙しい飲食店などでは必須の技術で、慣れればさほど難しくはないのだが、経験のない人から見るとカッコよく映るものではないだろうか？

ホームパーティーのような場所でサラっと皿の配膳を行えれば好感度アップは間違いなし。覚えておいて損はないテクニックだ。

いきなり3枚のお皿を片手に持って配膳するのは難易度が高い。まずは2枚持ちからマスターすることで、最終的に3枚乗せを目指していくのがいいだろう。2枚持ちはさほど難しくないので今日からでも実践できるはずだ。

まずは１枚目のプレート。親指と小指をお皿の上、人差し指・中指・薬指はお皿の下にくるようにして挟み込んで安定させる。この際に、上にきている親指と小指は２枚目のお皿を受け止める台座的な役割を果たすため、なるべく１枚目の皿の両端の淵側に添えるようにしよう。この時点で１枚目の皿がしっかりと地面に対して並行になるように意識する。

続いて２枚目のお皿をもう片方の手で持って、１枚目のお皿を支えている手の親指と小指にひっかけるようにして乗せる。お皿の底の幅によっても親指と小指のベストポジションは変わってくるので、１枚目のお皿に乗っている料理に触れない範囲で指を調節しながら、１枚目と２枚目のお皿が地面から並行なポジションをとれるようにしよう。

運んでいるときも常に２枚のお皿が地面に対して並行になっているかどうかを意識することが大切だ。大切な料理を落としてしまってはもともこもない。

皿2枚持ちは比較的簡単にマスターできるが、3枚持ちになるとその難易度は急激に上昇する。飲食店でもリスクを考慮して片手の皿3枚持ちを禁止しているお店も少なくない。危険だと感じたら諦めるようにする機転も大切なことをまずは覚えておこう。

では持ち方の解説にはいる。まず皿3枚持ちの原理を解説しておこう。皿2枚持ちの場合は2枚のお皿を五本の指をフルに使って持っていた。しかし、3枚持ちの場合は5本指だけでは持ちきれないため、5本の指で2枚のお皿を持った後に、腕とすでに持っているお皿を用いてもう一枚のお皿を持つことになる。

まず１枚目のお皿は親指と人差し指で挟み込むように持つ、そして２枚目のお皿は中指から小指を下にしのばせ、人差し指を表面の縁に乗せて１枚目のお皿と２枚目のお皿で挟み込むようにして持つ。２枚持つ時点で皿二枚持ちのときと持ち方が異なることに気を付けよう。

最後に３枚目を持つのだが、３枚目は腕とすでに皿を持っている手の母指球、腕、２枚目の皿の縁の３点を用いて安定させる。２枚持ちの時点で２枚だけ持つのと持ち方が異なるのは、３枚目のお皿を乗せる余白を作るためなのだ。３枚目は慣れていないとバランスも崩しやすいため、もし、試してみたい場合は練習をしてから実践するようにしたい。

皿3枚持ちはマスターきでれば非常にかっこいいテクニックだ。しかしバランス感覚や手先の器用さも要求されるため、くれぐれも思い付きでやるようなことはせず、練習してから披露する様にしたい。ぜひ次回のホームパーティーまでに時間を作って体得しよう。