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旬を贈る!デコポンみたいな「ミネオラ」

旬を贈る!デコポンみたいな「ミネオラ」

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2018年4月10日

柑橘類は、国内産の他、外国産も多く見ることができる。見た目も味も少しずつ違い、いつもと違うものを食べてみるのも面白い。今回は、アメリカのカリフォルニアからの輸入がほとんどをしめるオレンジ、日本のデコポンにもよく似た「ミネオラ」について紹介する。

  

1. ミネオラとは

ミネオラはミネオラオレンジとも呼ばれ、ミカン類とブンタン(またはグレープフルーツ)との雑種であるタンゼロ(タンジェロ)類の一種。1931年にアメリカ合衆国農務省の施設でダンカングレープフルーツとダンシータンゼリンという品種を掛け合わせて生まれた。ミネオラという名は、フロリダ州にある地名から付けられた。セミノールと同じ親を持つ兄弟にあたる。

日本のデコポンのように果梗部にネックがある頭がポコッと出た形が特徴。デコポンよりも小さく140g〜170g程度。表皮が赤みのある橙色で艶やか。

果肉がやわらかく、濃厚な甘みとさわやかな酸味があり、果汁も多くジューシー。風味豊かな味わいが楽しめる。
日本では和歌山県などでわずかに作られている程度で、出回っているもののほとんどがカリフォルニア産。2月下旬〜5月頃に旬を迎える。

2. ちなみにデコポンとは

ミネオラとよく似たデコポン。大きさ以外は本当によく似ている。

デコポンは清美とポンカンの交配種で生まれたタンゴール。品種名は「不知火(しらぬひ)」といい、「デコポン」は登録商標。デコポンとして出荷するには、糖度やクエン酸など全国統一された基準を満たす必要があり、また日園連に加盟するJAのみが名称を使用できるなど、他との差別化が図られている。

果皮の色はミネオラよりも薄く、果肉はやわらかくジューシー。
前述したように糖度13度以上でクエン酸1.0%以下と決まっているため、甘みがあり酸味は穏やかだ。

3. ミネオラの食べ方

ミネオラの皮はやや厚いが手でもむくことができる。中の薄皮も厚めだが、そのまま食べることもできる程度。好みでむいてもよいだろう。

厚めでむきにくい場合は、以下の方法でカットするとよい。

スマイルカットで

スマイルカットとは、オレンジやスイカを食べる時のように笑顔の口もとのようにくし形にカットする方法。横半分に切り、切り口から斜めにナイフを入れて切り分ける。皮と実の間に切り込みを入れておけば食べやすい。

房取りをして

果肉の美味しさを味わいたい時は、薄皮もきれいに取れるこの方法がおすすめ。スイーツのトッピングにする際にも使える技だ。
小さな子どもも、これならパクッと食べやすい。

1. 下部分を切り落とし、白いわたや薄皮が残らないように厚めに果皮をグルリとむく。

2. 房の左側の薄皮の内側にナイフを入れ中心まで切り込み、同じ房の右側にもナイフを入れて房を切り離していく。これを一周繰り返し、房をひとつひとつ取っていく。

スイーツ作りに

味がしっかりしているので、スイーツの材料にも最適、ケーキやタルトにのせたり、果汁を絞ってゼリーにしても美味しい。

4. ミネオラの選び方と保存方法

今まさに旬を迎えているミネオラ。その選び方と保存方法を知っておこう。

ミネオラの選び方

全体的に濃いオレンジに色づいたものを選ぼう。皮に張りがあり、手に持って重みを感じるものがおすすめだ。果肉と皮の間に隙間ができて皮が浮いたような状態のものは、傷みやすく味も落ちるため避けたほうが無難だ。

ミネオラの保存方法

日持ちの目安は5日〜1週間。風通しがよく涼しい冷暗所で保存しよう。量が多い時はポリ袋などに入れて冷蔵庫の野菜室へ入れておくとよいだろう。

結論

デコポンに似たカリフォルニア生まれのミネオラ。鮮やかなオレンジと愛らしい形は、見ているだけでも元気がもらえそうだ。
もちろんビタミンCなどの栄養素も豊富なので、見かけたらぜひ食べてみよう。
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  • 更新日:

    2018年4月10日

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