1. ドリアンについて

噂の真相も気になるところだが、まずはドリアンについて知っておこう。
ドリアンの原産地は、マレーシアやインドネシア。世界の果物の王様といわれ、東南アジアでしか味わえない。
ドリアンの原産地は、マレーシアやインドネシア。世界の果物の王様といわれ、東南アジアでしか味わえない。
王様の名にふさわしい味わい
あの臭いに怖気づいて未だ食べたことがないという人がいたら、ぜひ一度食べてみて欲しい。ゴツゴツの殻を割ると、淡い黄色のクリーミーな果実が姿を現す。その味は濃厚で高級なクリームチーズのよう。一度食すと病みつきになる人も多いのだとか。
臭いの正体
あの強烈な臭いの原因は、ドリアンの皮の内側から放出される「インドール」という物質。インドールとは、ジャスミン油や腐敗タンパク質、哺乳類の排泄物にも含まれるとか。なるほどそれは臭いわけだ。
2. 噂の真相は?ドリアンとアルコールの食べ合わせ

それでは本題。ドリアンとアルコールを一緒に摂取すると、どうなるのだろうか。
噂の真相
ドリアンとアルコールを一緒に食べると最悪死に至る、という化学的根拠は今のところ解明されていない。
しかし実際にタイなどでは、ビールを飲みながらドリアンを食べた後で亡くなったというニュースがある。これはどうやら、ドリアンとアルコールが死亡の直接的な原因ではなく、おそらく心臓病など持病があったのではないかと推測される。
しかし実際にタイなどでは、ビールを飲みながらドリアンを食べた後で亡くなったというニュースがある。これはどうやら、ドリアンとアルコールが死亡の直接的な原因ではなく、おそらく心臓病など持病があったのではないかと推測される。
3. ドリアンを食べる時の注意点

医学的には解明されてはいないが、ドリアンとアルコールの食べ合わせが安心かというとそうでもない。死に至る直接の原因にはならないまでも、持病やその時の体調によっては、だいぶ危険だともいえるのだ。
ガス発生の危険性
ドリアンはアルコールと反応すると醗酵する性質があるといわれている。同時に食べると胃の中で醗酵が起こり、ガスが発生して膨張してしまうのだとか。実際に腹部を手術した経験がある男性がドリアンとビールを同時に摂取した際、ガスが大量に発生して手術跡から腸壁が避けて死亡したという事例もある。
血圧上昇の危険性
ドリアンはまた、急激に血圧を上昇させるともいわれている。くも膜下出血で亡くなった男性、その原因が泥酔状態でドリアンを食べたために起こった血圧の上昇ではないか、という話もあるとか。
とりあえずお酒を飲んだ際は、ドリアンの食べ過ぎに注意したほうが良さそうだ。
とりあえずお酒を飲んだ際は、ドリアンの食べ過ぎに注意したほうが良さそうだ。
結論
アジアでは街中のいたるところでドリアンを見かけ、旅行中その美味しさの虜になる人も多い。ビールが美味しい気候でもあるが、飲みながらドリアンを食べることはなるべく避けたほうが賢明かもしれない。