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はんぺん、さつまあげとの差は?かまぼこは?ちくわとの違いを調査

はんぺん、さつまあげとの差は?かまぼこは?ちくわとの違いを調査

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2019年10月21日

細長く中心に穴が開いている、独特な形状のちくわ。魚のすり身を原料にしていることから、練り物系のひとつにも数えられている。そんなちくわは、はんぺんやさつまあげなど、同じ系統の食品がたくさん存在する。これらの間には、どんな違いがあるのか気になる人も多いのではないだろうか。今回はちくわの仲間でもある、はんぺんやさつまあげ、かまぼことの違いをまとめていこう。

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1. ちくわとかまぼこに差はあるのか

ちくわとは金属や細竹の棒に魚のすり身を巻き、焼き色を付けたものを指す。かまぼこも同様に魚のすり身を使い、成型して加熱する。ちくわとかまぼこは簡単に説明すると、使う食材や作る工程ほとんど同じなため、その差はないように感じる。そこでもう少し掘り下げて、ちくわとかまぼこを比べていきたい。

ふたつの歴史を見比べると、最も古い資料として平安時代の書物がある。これには「かまぼこ(蒲鉾)」という名が記されており、魚のすり身を竹の棒に巻き、焼いた料理として記録に残っている。ここまで見ると、名前自体はまだ存在していないが、かまぼこの原型が「ちくわ」であるのがわかる。しかし歴史が進むにつれ、かまぼこを作る技術も上がっていくことで、さまざまな形をしたものが登場してくる。これらと分類しやすいように登場したのが、「ちくわ」という名前だ。古くから作られてきた「かまぼこ」を「ちくわ」とし、それ以外の練り物を「かまぼこ」とすることで差別化を図ったのだ。このためちくわとかまぼこは、練り物の中でもかなり密接な関係にある。

ちくわとかまぼこは、魚のすり身を原料としており、スケソウダラやサメなど、どちらもほぼ同じ魚を使用している。そして、さまざまな種類のちくわやかまぼこが流通しいるが、ちくわは種類が違っても皆同じ形状をしている。対してかまぼこは「板かまぼこ」から「笹かまぼこ」など、さまざまな形があり、それぞれに名称がある。「さつまあげ」や「はんぺん」も、かまぼこの一種として知られている。このため、ちくわとかまぼこは近い関係性にあるが、かまぼこのほうが種類が豊富で、バラエティに富んでいるといえるだろう。

2. ちくわとはんぺんは何が違う?

三角形をした真っ白な色合いのが特徴の「はんぺん」。ここだけを見ても、ちくわとはまったく違う形や色合いなのがわかるだろう。

はんぺんは江戸時代に登場した食品と言われている。開発者である膳部半平の名を取って、「はんぺん(半片)」と命名されたのが由来など、その語源には諸説ある。そんなはんぺんは、魚のすり身を原料とした、いわゆる練り物系の食品。このため、かまぼこの一種としても知られている。

はんぺんに使用するすり身は、スケソウダラやサメ系の魚が中心だ。それらをすり身にし、卵白や調味料を加えて練りこむ。その大きな特徴として、ふんわりした食感がある。

その食感の要となっているのが山芋だ。すり下ろした山芋をすり身に加え、しっかり練ることで、独特な食感を生み出す。できあがったはんぺんは、煮物や揚げ料理の食材として活用するが、そのままの状態で食べることはない。とくにおでんのタネとして利用されることが多い。鍋の上にふっくらと膨らんだ状態のはんぺんは、多くの人がイメージできるはずだ。

このようにはんぺんは、ちくわと同じ練り物系の食品であり、おでんのタネとしての用途では共通点がある。しかし原料の食材が若干違うため、ふたつの食感には差がある。しかもちくわは生で食べることができるが、はんぺんはおおむね加熱して食べるなど、ちくわとはんぺんには多少の違いがあるようだ。

3. ちくわとさつまあげに違いはあるのか

「さつまあげ」は簡単に言うと、魚のすり身を揚げて調理したもの。形状も俵型から小判型などさまざまで、ちくわと比べるとバラエティに富んでいる。しかもちくわは「焼く」「蒸す」という調理法で、揚げることはない。

さつまあげは、沖縄の漁師が東南アジアの港で作られていた食べ物を持ち帰り、それが鹿児島に流れ発展して今の形になったと言われている。このため名称も「さつまあげ(薩摩揚げ)」と言われているが、実は地域によって呼び名が違う。「さつまあげ」は主に関東での名称で鹿児島では「つけあげ」、関西は「てんぷら」と呼ばれている。

さつまあげの原料は魚のすり身で、使用する魚もスケソウダラなどだが、マグロやサンマといった青魚も活用するので、他の練り物食品とは味わいが違う。しかもレンコンやゴボウ、トウモロコシやチーズなど、刻んだ野菜を加え歯ごたえをよくしたり、イカやエビなどを加えたさつまあげもある。

このようにちくわは古くから日本で食されてきたのに対して、さつまあげは海外から伝来したもの、そのルーツにも大きな差がある。呼び名もちくわは全国共通に対して、さつまあげは地域ごとに違う。どちらも同じすり身を原料としている食材だが、使用する魚に関してはさつまあげのほうがさまざまな種類を用いる。品種の数に関しても、さつまあげは野菜や魚介などを使用した種類があり、数も多い。こういった観点からちくわとさつま揚げは、同じ練り物系の食材ではあるが、細かな部分で違いがあるのがわかるだろう。

結論

今回取り上げたちくわとかまぼこ、はんぺんやさつまあげは、どれも魚のすり身を原料とした練り物食品という共通点がある。しかしちくわを中心としてそれぞれの違いを比べてみると、歴史を始め材料や製法や種類など、細かな部分で微妙な違いがある。だがそれらの差が発展し、個性となってそれぞれの美味しさがあるので、今後はそれぞれの食材の違いを感じつつ味わうのもいいだろう。
  

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