1. コンビーフの日の由来

コンビーフというと思い浮かべる人も多いだろう、独特の台形の缶詰が特許登録されたのが、1875年の4月6日。このことから、4月6日がコンビーフの日となった。
ちなみに日本の缶詰製造がはじまったのは、明治4年。長崎で松田雅典という人物がはじめたとされている。
ちなみに日本の缶詰製造がはじまったのは、明治4年。長崎で松田雅典という人物がはじめたとされている。
2. コンビーフとは

意外と知られていないコンビーフについて、少し紹介しよう。
コンビーフとは
コンビーフは「Corned Beef」と表記し、「Corn」は粒状の粗塩の意味で、「Corned」は塩漬けという意味になる。つまりコンビーフとは、「塩漬けの牛肉」ということ。日本では缶詰が主流だが、海外では缶詰でないフレッシュなコンビーフの方が親しまれている地域もあるとか。
コンビーフの作り方
コンビーフはどうやって作られているのだろうか。
1. 塩漬け
牛肉をカットし、脂身、筋などを除去したものを塩漬けする。
2. 煮沸
繊維状にほぐしやすくするために、高温で加熱して長い時間をかけて煮沸する。
3. ほぐす
繊維状にほぐし、細かい筋などを取り除く。
4. 調味
ほぐした肉に調味料を加え、熱しながらかき混ぜていく。
5. 缶詰
缶に詰めて密封し、高温高圧で殺菌する。
1. 塩漬け
牛肉をカットし、脂身、筋などを除去したものを塩漬けする。
2. 煮沸
繊維状にほぐしやすくするために、高温で加熱して長い時間をかけて煮沸する。
3. ほぐす
繊維状にほぐし、細かい筋などを取り除く。
4. 調味
ほぐした肉に調味料を加え、熱しながらかき混ぜていく。
5. 缶詰
缶に詰めて密封し、高温高圧で殺菌する。
保存期間
メーカーなどによっても異なるが、コンビーフの保存期間は3ヶ月ほど。シーチキンのように家に常備したり、防災グッズや登山などの非常食にも最適だ。
3. コンビーフの美味しい食べ方

いざ買ってみたものの、「どう食卓に取り入れたらよいのかわからない」と悩む人のために、コンビーフを使った料理を紹介する。
そのままで食べられるの?
缶詰を開けると出てくるのは、赤い肉の塊。生っぽくも見えるため、火を通さないと食べられないと思う人もいるかもしれない。が、さきほども紹介した通り、もともと高熱で調理してあり、高温高圧で殺菌もしてあるため、そのままでも食べることができる。
サラダに
葉野菜やトマトなどいつものサラダのトッピングにさいの目に切ったコンビーフをのせて、お好みのドレッシングをかけるだけでボリュームのあるサラダに
炒め物に
冷蔵庫に野菜しかない!という時にはとても便利。余り野菜とともに炒めれば、ボリューム満点のメインのおかずができあがる。
コンビーフに味がついているため、味つけは少し醤油をたらす程度で様子をみながら足していこう。
コンビーフに味がついているため、味つけは少し醤油をたらす程度で様子をみながら足していこう。
ジャーマンポテトに
ゆでたじゃがいも、タマネギと一緒に炒めて調味するだけで、コンビーフの旨みが活きた美味しいジャーマンポテトが完成する。
卵と一緒に
コンビーフは卵とも相性がいい。オムレツを作る要領で、フライパンに流した卵が半熟になった頃にコンビーフを卵の真ん中にのせてふんわり包めば、コンビーフオムレツに。しいたけ、たけのこ、お好みの野菜などとともに炒めて、出汁と醤油、みりんで味付けしたものを卵焼きの具にしても美味しい。
コロッケに
ゆでて潰したじゃがいもにタマネギと一緒に炒めたコンビーフを混ぜれば、コロッケの具に。
4. 缶詰が台形の理由

おなじみのあの台形の缶詰。コンビーフ以外ではあまり見かけない形だが、なぜ台形なのだろうか。
それは面積の大きい方から肉を詰めることで缶の中の空気を抜き、肉の酸化を防ぐためだとか。ちなみにこの台形の缶詰は、「枕缶」とも呼ばれる。缶詰を開ける時に付属の巻き取り鍵で開ける方法は、コンビーフの缶詰が日本で発売された時に採用された。
それは面積の大きい方から肉を詰めることで缶の中の空気を抜き、肉の酸化を防ぐためだとか。ちなみにこの台形の缶詰は、「枕缶」とも呼ばれる。缶詰を開ける時に付属の巻き取り鍵で開ける方法は、コンビーフの缶詰が日本で発売された時に採用された。
結論
よく食べるというより、年に数回ときどき食べるという人のほうが多いかもしれないコンビーフ。4月6日の「コンビーフの日」はぜひコンビーフ料理を作ってみよう。その美味しさと便利さを再認識できるかもしれない。