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料理に欠かせない万能選手!サラダ油の特徴と豊富な使い方

料理に欠かせない万能選手!サラダ油の特徴と豊富な使い方

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年6月21日

どんな種類の油を頻繁に料理に使用するかは国によって差があるが、サラダ油は一般的に使用頻度の高い油の一種である。今回はサラダ油について、特徴と使い方を紹介したい。

  

1. サラダ油とは

はじめに、サラダ油とは何だろうか?そもそもなぜ「サラダ」といった呼称がついているのだろうか?

サラダ油は複数の植物油をブレンドしたもの

サラダ油については、日本農林規格に規定がある。この規格に定められている原料を用いたうえで、規格により認定された工場で製造されたもののみ、「サラダ油」という呼称を使用することができる。サラダ油として使うことができる原料は以下のとおりだ。
  • サフラワー
  • ぶどう
  • 大豆
  • ひまわり
  • とうもろこし
  • 綿実
  • ごま
  • なたね
  • こめ
これら9つの原料を搾り、油を抽出する。しかしこの油には水分、ガム質、遊離脂肪酸、色素、有臭成分などの不純物が含まれているため、複数の精製工程を経てそれらの不純物を除去する必要がある。この工程を行うことで、低温でも固まらない、無味無臭のサラダ油が完成するのである。

なぜ「サラダ」なのか

なぜ「サラダ」という言葉が使われているのだろうか。これは日本と欧米の食文化の違いが理由である。日本でサラダ油が初めて発売されたのは大正13年にさかのぼる。当時、食用油は揚げ物に使われることがほとんどであった。他方、欧米では食用油はサラダのドレッシングとして使われていた。この食文化の違いを知った当時の日本の発売元が、火を通さず直接サラダにかけられる食用油であることを消費者に伝えるために「サラダ油」という呼称にしたそうだ。

2. サラダ油の特徴

サラダ油は日本独自の食用油であり、非常に広く普及していることは、他の油と比較しても明らかだ。代表的な食用油であるごま油やオリーブオイルは、独特な風味を持っており、その風味を活かす料理もある。他方でサラダ油は無味無臭であるため、料理の味に大きな影響を与えることがなく幅広い料理に利用することができる。精製度合いも高いため不純物が極端に少なく、冷えても濁ったり固まったりすることがない。また、他の食用油と比較して安価である点も広く普及している理由の1つである。

サラダ油の保存方法

サラダ油を保存する場合は酸化に注意する必要がある。冷暗所で保存するのが適切であるため、シンクやガス台の下の棚に入れておくのがよいだろう。また容器内に空気が入ることを防ぐために、使用後は蓋をしっかりと閉めよう。

サラダ油の保存期間

サラダ油の保存期間は開封前と開封後で大きく異なる。開封前は冷暗所に保管することで1年から2年保存することができる。しかし、開封後は1~2か月で使い切ることを目指そう。

3. サラダ油の使い方

サラダ油さえあれば、大半の料理を作ることができる。サラダ油の代表的な使い方をみていこう。

鍋に塗る

フライパンや鍋を使用して「焼く・炒める」といった調理をする際に油を塗ることによって、食材が鍋肌にくっつくことを避けることができる。サラダ油の場合、無味無臭なので食材に余計な風味をつけずに、鍋肌へのくっつきのみを防ぐことができる。

揚げ油として使う

揚げ物を作る際には大量の油を必要とするため、安価に手に入るサラダ油は、他の油に比べてコストがかからない。また、完成した揚げ物に余計な風味をつけずに済むので、素材そのものの風味を味わえる点もポイントだ。

ドレッシングに使う

サラダ油、酢、塩コショウ、砂糖を基本として好みの食材を混ぜると、サラダ用のドレッシングを簡単に作ることができる。

結論

サラダ油は料理の際の基本となる油である。用途が広く、冷えても固まることがないため保存も楽である。サラダ油で食用油の使用方法を満遍なく学び、料理の幅を広げていってほしい。
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  • 公開日:

    2018年5月 6日

  • 更新日:

    2021年6月21日

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