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柏餅を端午の節句に食べる理由と中身の違いの見分け方

投稿者:
オリーブオイルをひとまわし編集部

2018年5月 4日

端午の節句になると食べられる柏餅。柏餅は東日本エリアで好んで食べられるが、子どもの日に食べられるようになったのは訳がある。また、柏餅の外見で中身の餡の種類を見分ける方法があるのだ。今回は柏餅を端午の節句に食べる理由と、中身の餡の見分け方を紹介する。

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1. 柏餅を端午の節句に食べる理由

柏餅が端午の節句に食べられるようになったのは、柏の葉が子孫繁栄の象徴とされたからだ。柏の葉は新芽が出ないと古い葉が落ちないという特徴がある。そのことから、子孫ができなければ家が断絶してしまう武家社会ではことのほか重宝され、端午の節句に食べる習慣ができた。柏餅が食べられるのは主に関東で、武士が多い江戸の町で好まれたのは頷ける。

また、そのほか、餅を包む時の手つきが、神を拝む時に打つ柏手の動作に似ていることから、とりわけ縁起がよい食べ物として食べられるようになったともいわれている。

2. 柏餅の葉の表裏で中身が違う?

次は柏餅の中身の見分け方についてお伝えしよう。柏餅を買うときには、柏の葉を注意してみてほしい。注目のポイントは葉っぱの裏表だ。

ちなみに柏の葉の表は光沢がありサラサラしているが、裏側は艶がなくザラザラしている。店によって違いはあるものの、葉の表を内側にして包んでいる柏餅の中身は小豆餡で、葉の表を外側にして包んでいる柏餅の中身は味噌餡というのが一般的だ。

こうすることで、一目で中身の違いが分かるので、お店の人は取り扱いに便利だし、買う方も見分けがつきやすい。葉の表裏まで有効利用した昔の人の知恵には驚くばかりだ。

3. 柏餅に葉っぱがついている理由

柏餅は柏の葉に包まれているが、この葉っぱは単なる飾りではない。柏餅に葉っぱがついているのには以下の理由がある。

■殺菌作用

柏の葉には「オイゲノール」という殺菌作用のある成分が含まれている。柏餅が最初に作られたのは江戸時代。まだ冷蔵庫がなかった時代に、昔の人は菌の繁殖による傷みを防ぐために柏の葉を利用した。

■保湿作用

柏の葉には、餅の乾燥を防ぐ作用もある。昔はラップもないので、食品の乾燥対策のためにさまざまな代用品が使われた。柏の葉はまさに天然のラップとして大活躍で、柏餅を乾燥から守る働きをしている。

■香り

柏の葉の特徴はその豊かな香りにある。柏の葉で餅を包んで蒸すことで、餅に葉の香りがうつり、独特の風味がでる。柏の葉の風味は柏餅にはなくてはならないものだ。

■食べやすさ

柏餅は葉で包まれているので、手を汚さずに食べられる。お餅が手につくこともないので、食べやすさも人気の秘密だ。気軽に手に取ることができる点は子ども向きで、端午の節句のおやつにはピッタリだ。

柏餅はもともと「サルトリイバラ」という植物の葉が使われていたが、江戸の町でこの植物の葉を集めるのが難しいことから、次第に柏の葉が使われるようになった。

柏の葉はいまでこそ韓国や中国からの輸入品もあるが、昔はオール国産品。柏の葉の自生するエリアは主に関東圏だったことから、柏餅は東日本を中心に食べられるようになった。その意味では柏餅は郷土色豊かな食べ物で、関東の端午の節句には欠かせない食べ物なのだ。

結論

柏餅を端午の節句に食べるのは、柏の葉が子孫繁栄を象徴することから、昔の武家社会で重宝され、その伝統が残っているからだ。一般的に、柏餅の葉の表が内側なら中身は小豆餡、葉の表を外側にしているのは味噌餡だ。柏餅の葉には殺菌作用や保湿作用、香りづけや食べやすさといった目的がある。今年も端午の節句には柏餅を食べてお祝いしよう。

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