1. ハンドブレンダーの基礎知識

ハンドミキサーとの違い
ハンドブレンダーとハンドミキサー、混同されがちなこの2つの家電。そもそも何が違うのだろうか。ハンドミキサーは、先端が泡立て器になったもので、基本的に泡立てることを主とした家電。それに対してハンドブレンダーは、泡立て以外にも、砕く、刻む、すりつぶす、混ぜるなど、多くの機能がついたものを指す。たいていの場合、いくつかのアタッチメントがついている。
できること
ハンドブレンダーにできることは、とても多い。まるで自在に動いてくれる包丁のようだ。機種によってできることに差はあれど、大抵のものは泡立てる、砕く、刻む、すりつぶす、混ぜるなどができるマルチなヤツなのだ。近頃では、千切りやスライス、こねる作業ができるタイプもある。今から買い求めるなら、フードプロセッサー、ブレンダーのアタッチメントがついているマルチ機能タイプが、断然オススメだ。
料理初心者の味方
包丁を使わないでみじん切りができたり、ひき肉をこねたり、スムージーが簡単にできたり、と難易度の高い調理方法を代わりにやってくれるので、料理初心者にとってはとてもありがたい存在である。味方につけるだけで、グンと料理上手に近づける。
2. ハンドブレンダーのここがすごい

時短
とにかく、ワンタッチで作業がこなせるので、時短が可能。さらに包丁で行うより、精密度も高い。みじん切りなどはブレンダーにお任せ、なんて人も多いかもしれない。
下ごしらえ上手
下ごしらえに使う、と言う人も多いだろう。前述の通り、みじん切りはもちろん、塊肉をひき肉状にすることもできる。さらにパスタソースのように混ぜる作業も得意である。
掃除も楽々
鋭利な刃がついているハンドブレンダーだが、実はお手入れも楽々。水と洗剤を少しいれて攪拌すれば、間に挟まった汚れも一気に落とすことができる。お手入れに手間がかからないところも嬉しい。
誰でも使える
ハンドブレンダーは、刃物を使っている道具だが、包丁よりもぐっと危険性が低い。だから小さな子どもとのご飯作りにも大活躍してくれる。
3. ハンドブレンダーで作る献立

キャベツのスープ
スープは、ハンドブレンダーお得意の料理。バターでネギか玉ねぎを炒め、スライスにしたじゃがいも、キャベツを加える。少なめの水をいれ、蓋をして蒸し煮にしたら、火を止め、ハンドブレンダーで攪拌。あとは、牛乳や生クリームを加え、塩胡椒で味を整えれば本格的なポタージュの完成である。キノコやブロッコリー、かぼちゃでも美味しくいただける。
ホームメイドハンバーグ
ひき肉を買ってくるのではなく、ハンドブレンダーで好みの具合に挽いた肉で作るハンバーグは、ジューシーでまさに男の料理!という雰囲気。牛肉だけ、合挽きなど、肉を好みの割合にアレンジできるところも嬉しい。さらにアタッチメントを交換して、みじん切りの玉ねぎもブレンダーに任せれば、あとはこねるだけ。こねる機能がついているものなら、あとは丸めて焼くだけ、ということになる。
チーズケーキ
レアタイプのチーズケーキは、そもそも混ぜるだけで作ることができるので、ハンドブレンダーひとつでできてしまう。土台のクッキーを砕くのも、ケーキ部分のクリームチーズと生クリームを混ぜるのもワンタッチでOK。これなら、難しいデザート作りも難なくクリアできそうだ。
結論
現在では、1台で7役をこなすブレンダーも登場している。小難しい調理をどーんとお任せすれば、あっという間にあなたも料理上手。ぜひ、使いこなそう。